「真っ暗でも釣れる?」初心者でも簡単に釣れる!夜のエギングの基本とコツ

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最近ではデイエギングやサイトエギングが流行っていますが、エギングと言えばやっぱり夜。

なぜならアオリイカは夜行性なので、夜になると活発にエサを追い求めて動き回るからです。

しかも、夜の方がサイズもアップするし、コンスタントに釣り上げることができます。

ぼち太

でも、夜のエギングって難しそう

そこで今回この記事では、秋シーズンの中盤戦から後半戦にかけての、夜のエギングの基本とコツをお話します。

この記事を見て欲しい人
  • 夜のエギングが始めての人
  • 夜のエギングで釣れない人
  • 秋シーズンの中盤戦からピタッと釣れなくなった人
目次

「なぜ釣れない?」釣れない条件でエギングをするから

満月の夜
満月の夜は釣れない

なぜ私が秋の中盤戦以降にスポットを当ててお話するかというと、前半戦は誰でも簡単にアオリイカを釣ることができるから。

逆に言えば中盤戦からのエギングは、いくら秋のシーズンと言えども「初心者には難しくなる」からです。

しかし、基本とコツさえ押さえれば、誰にでも簡単に釣ることができます。

初心者はなぜ中盤戦から釣れなくなるのか?

「初心者は中盤戦以降釣れなくなる」

こう

答えは簡単です

初心者はネットや雑誌の情報を鵜呑みにしているから。

「日中でも釣れる!」「この潮を狙え!」「ここのポイントが基本!」と、どのサイトや雑誌を読んでも書いてありますよね。

間違いではないですが、間違いです。

秋のアオリイカシーズンの前半戦では、どのサイトやどの雑誌にも書いてある「基本」で、どこでも誰でも釣ることができます。

初心者はこの基本を忠実に守ろうとします。

しかし、中盤戦以降はこの「基本」は通用せず、釣れなくなります。

なぜなら、アオリイカは成長して「基本とされる所から移動する」からです。

アオリイカがいない所にいくらエギを投げても釣れるわけないですよね。

アオリイカは成長すると移動する。

満月?大潮?常夜灯?実はこれ全部、釣れない条件

エギングを紹介しているサイトや雑誌が、夜のエギングで「アオリイカが良く釣れる条件」として、「満月」「大潮」「常夜灯」大体この3つは書いてあると思います。

しかし、私の経験上、この3つは「釣れない条件」に当てはまります。

確かに満月の夜は明るくて釣りがしやすく、大潮なので魚の活性が高くなります。また、常夜灯の周辺も小魚が集まり釣れる雰囲気はあります。

ですが魚の活性が高くなると言うことは、シーバスなどのフィッシュイーターの活性も高くなり、小魚が集まる場所にもフィッシュイーターが集まります。

警戒心の強いアオリイカは、フィッシュイーターの活性が高い場合やフィッシュイーターが近くにいる時には身を潜めてしまうので、一般的に良く釣れる条件では釣れなくなるのです。

さらに「濁り」と「雨」も釣れない条件です。

釣れる条件下では、フィッシュイーターの活性が上がる。

秋シーズン中盤戦!アオリイカを釣るための夜エギングの基本

ナイトエギング
真っ暗でも十分釣れる

先ほどまで「釣れない条件」のお話をしてきました。

ここからは「釣るための基本」をお話していきます。

中盤戦からは「マズメ」と「夜」が基本、真っ暗でも大丈夫!

夕マズメの雰囲気

秋のシーズン中盤戦に入ると、日中のデイエギングでは釣れなくなります。

小さい頃のアオリイカは、早く成長するために食欲旺盛で、日中や夜に関係なく小魚などを捕食していきます。

ですが、ある程度まで成長すると警戒心が出てきて、外敵に襲われやすい日中には捕食をしなくなり、中盤戦からは夕方の暗くなり始めるころから朝の完全に明るくなるまでの時間に捕食活動を行うようになります。

なのでシーズン中盤戦に入ったら「夕マズメ」「夜」「朝マズメ」の時間帯を狙うことが基本になります。

前半戦でもマズメ、夜のほうがサイズもアップするので面白いですよ。

ぼち太

真っ暗でも釣れるの?

こう

バリバリに釣れますのでご安心を

私の行く秘密のポイントは、港からも道路からも離れている「何一つ明かりがない場所」で、月明かりのない時は手元さえ見えないほど真っ暗です。

そんな真っ暗な中でも釣果を上げていますので大丈夫です。

「夕マズメ」「夜」「朝マズメ」が基本!真っ暗でも釣れる!

<夜のエギングはヘッドライトは命綱>

港内から港外へお引越し!「外海」に面したポイントが基本

外海に面した場所がポイント
港内より港外

アオリイカは回遊性のある生き物なので、水温が下がり始める頃になると潮の流れに乗り暖かく安定した水温の深場に潜り、春になるとまた岸に寄ってきて産卵をして一生を終えます。

なので、秋シーズンの中盤戦になると、ある程度成長したアオリイカは港内から港外へ移動していき、泳ぐ練習や捕食の練習をします。

ですから「今まで釣れていた湾内」でピタッと釣れなくなったときは、港外へお引越ししたと考えていいでしょう。

ただし、アオリイカが港外に出たと言っても、堤防の先端から沖ばっかり狙っても釣れません。

アオリイカが捕食する際には、岸よりの駆け上がりや岩場の陰など身を隠せる場所に居ますので、沖ばかり狙わずに手前や浅場も探ってみましょう

港内にはもういない「外海」を狙おう!

エギのカラーは何でもいいけど「3号」が基本

エギは3号が基本
秋も春も3号エギ

秋シーズン中盤戦以降に使うエギは「3号」だけあれば十分です。

私の経験上、カラーは何でもOKです。

ですが「夜光(グロー)」や「ラトル入り」はおすすめしません。なぜなら釣れないから。

沈下速度の「ディープ」「ノーマル」「シャロー」「スーパーシャロー」の使い分けは、行きつけポイントの水深や好みで選べばOKです。

ちなみに私の好みは「シャロー」ですね。

エギは「3号」だけあれば十分!

<エギの基礎知識と選び方については、こちらの記事に詳しく書いてあります>

夜のエギングで釣果を上げるコツ

ナイトエギング
ナイトに突入

夜のエギングは日中と違い「目で見て確認」ができないこと。

そんな状況の中で、効率よく釣果を上げていくためのコツをお話します。

明るいうちに下見をかねてキャストしてみる

明るいうちに下見をする
日中なら海の中がよく見える

夜のエギングに下見は欠かせません。

下見のポイントは

  • 駐車場
  • 駐車場から釣り場までの経路
  • 立ち位置
  • 海中の障害物や水深
  • イカの姿、墨跡

などです。

自分が立ちたい位置やそこに行くまでの道のりは安全か、周りに障害物がないかなど、あらかじめ把握しておかないと転倒してケガをしたり、根掛かりが頻発して釣りどころではありません。

海の中の状況は実際にキャストしてみて「根掛かりしそうな場所」や「水深」を調べておきましょう。

下見に行くタイミングは当日の昼間か、夕方の明るいうちにポイントに入ってそのまま夜のエギングに突入がベストです。

行きつけの場所でも今シーズン初めていく場合には、状況が変わっていることもあるので下見をしたほうが無難です。

下見の際には「偏光サングラス」をすれば海の中がよく見えます。

下見は重要!夜のエギングに出掛けるときは必ず下見をしよう!

<偏光サングラスについては、こちらの記事に詳しく書いてあります>

ライントラブルを減らす

ライントラブルを減らせば釣果は上がる
テクニックよりもトラブル回避

夜のエギングでライントラブルがあると、日中に比べて時間を相当ロスするし、内容によってはそこで楽しいエギングの時間が終わりなんてことも。

夜のエギングで釣果を上げるには、テクニックよりもまずはライントラブルを減らすことが大切です。

ライントラブルには「バッククラッシュ(リールから糸が大量に放出される)」「ガイドにラインが絡む」などありますが、どちらの原因も「糸ふけ」にあります。

なので、リールを巻くときは必ずテンションをかける、ラインが緩んだ状態でシャクらないなどちょっと気をつけるだけでライントラブルを減らすことができます。

糸ふけがでないようにテンションをかけてライントラブルを減らそう!

シャローのエギを使ってボトムは狙わない

シャローエギでボトムは狙わない
エギ王Kのシャロータイプがお気に入り

「エギングはボトムを狙う」

どのサイトや本を読んでも書いていますよね。YouTubeでも有名アングラーが「底までしっかりと落としましょう」なんて言ってますよね。

根掛かりの心配が少ない砂地ならボトムを狙っても大丈夫ですが、藻場やゴロタ石、岩場などでいちいちボトムまで落としていたら根掛かりが頻発して釣りになりません。

なのでカウントをうまく利用して「底着させない」「ボトムを狙わない」ことが大切です。

こう

中層狙いでも十分釣れます

夜のエギングでは「ゆっくり沈むシャロータイプ」のエギがおすすめです。

ノーマルタイプよりゆっくり沈むので、1回のキャストでアオリイカにじっくりアピールすることができます。

また風があるときや、うねりがあってエギが沈みにくい場合などには「シンカー(オモリ)」を装着することで沈下速度を調整することができるので便利です。

ボトムは狙わない!シャロータイプのエギが便利!

<エギの着脱、リーダーの結び直しには、こっちのLEDライトがおすすめ>

短くて柔らかいエギングロッドを使う

ぼくのタックル
セフィアTT83MLとヴァンフォードC3000SDH

夜のエギングは目に頼ることができません。

エギの位置や潮の流れ、アタリなどの情報は、すべて手元の感覚が頼りになります。

そこでおすすめなのが、なるべく「短くて柔らかいエギングロッド」です。

まず短いロッドは取り回しがよくキャストしやすい特徴があり、周りの障害物にぶつけたりする心配も減ります。

また、柔らかいロッドはエギが受け取る情報を手元に伝えやすい特徴があるので、暗闇でも操作感を掴みやすいです。

さらに竿先のしなりで軽いエギでも遠投性に優れ、小さな力でエギを簡単に操ることができます。

ぼち太

長くて硬いロッドのほうが良く飛ぶんじゃないの?

実は私も「長くて硬いロッドのほうが遠投性に優れる」と思っていた一人。なので初めて新品で購入したエギングロッドは「長くて硬いエギングロッド」でした。

しかし、次に購入した「短くて柔らかいエギングロッド」ですべて覆されました(笑)

<私が購入したセフィアTT83MLについては、こちらの記事に詳しく書いてあります>

まとめ

デカアオリ
暗闇に潜むデカアオリ

夜のエギングは、今回ご紹介した「基本とコツ」を参考にしてもらえれば、真っ暗でも簡単に釣れます。

<夜のエギングの基本>

  1. マズメと夜が基本!真っ暗でも釣れる
  2. 港内にはもういない、外海を狙う
  3. エギは3号が基本!カラーはお好みで

<夜のエギングのコツ>

  1. 下見は重要
  2. 糸ふけに注意してライントラブルを減らす
  3. シャロータイプのエギでボトムは狙わない
  4. 短くて柔らかいエギングロッドを使う

ネットや雑誌の「当たり前の情報」を鵜呑みにせずに、いろいろ試してみて経験を積み上げていってくださいね。

<他にも必要な装備をご紹介しています>

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