- 初めてのタックル失敗したくない!
- 種類が多すぎてわからない!
- どんなタックルを揃えたらいいの?
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
エギング歴10年以上のぼくが徹底解説していきます。
この記事では、エギングに必要なロッドやリールからラインまで『エギングタックルの基礎と選び方』を詳しく解説していきます。これを読めばタックル選びに失敗することはありません。
- 「もう迷わない!」初めてのロッド編
- 「失敗しない」初めてのリール編
- 「だれも教えてくれない」初めてのライン編
ぼくが厳選したおすすめのタックルもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
「もう迷まない!」初めてのエギングロッド選び
- 長さは8ft3in(2.51m)
- 硬さはML
- 竿先はチューブラーティップ
- アウトガイドモデル
- メーカーはシマノかダイワ
- コスパ重視のエントリーモデル
エギングロッドは
- 長さ
- 硬さ
- ティップ(竿先)のタイプ
- ガイドのタイプ
この4つの特徴を自分のスタイルに合わせて選んでいきます。
まずはエギングロッドの記号を理解しましょう。
<ロッドの記号の見方>
エギングロッドは一般的にスピニングリール仕様の2ピース(2分割)の並継ロッドです。
ロッドの全長は「ft(フィート)」と「in(インチ)」で表示されています。
エギングロッドの「長さ」について
エギングロッドの長さは「ft(フィート)」と「in(インチ)」で表され、1ft=約30.5cm、1in=約2.5cmで、例えば「8’6”(8ft6in)」なら「8×30.5cm+6×2.5cm=259cm」となります。
エギングロッドは、7’6ft(229cm)~8’9ft(267cm)辺りがよく使われている長さです。
初めの1本は「8’3”(8ft3in)」がおすすめです。
短いロッドは取り回しが楽
7ft台~8ft前半までの短いエギングロッドは、取り回しが良く、ランガンや背面に障害物があるときなどに重宝される長さです。
またロッドが短い分、軽いためシャクリやすくエギにアクションをあたえやすいメリットがあります。
長いロッドは遠投性能に優れる
9ft前後の長いエギングロッドは、ロッドの長さを活かした遠投性能がメリットになります。
風が強い時は、素早く海面近くまでラインを落とせることで、風の影響を減らすことができます。
逆に長い分、重くなりシャクリに力がいるため、慣れないうちはロッドを持つ手にマメができるほどです。
エギングロッドの「硬さ」について
エギングロッドの硬さは、柔らかい方から順番に
- 「L(ライト)」
- 「ML(ミディアムライト)」
- 「M(ミディアム)」
- 「MH(ミディアムヘビー)」
- 「H(ヘビー)」
使い分けとしては、「L~M」は秋イカシーズン、「M~H」は春イカシーズンと考えてください。
初め1本は「ML」が扱いやすく、秋の新子から春の親イカまで狙えるのでおすすめです。
LからMは感度がいい
「L~M」は2.0号~3.5号のエギに適合し、柔らかいため感度が良く、秋イカの小さな当たりを感じ取ることができます。
また、扱いやすいのも特徴です。
柔らかいロッドのメリットはこちらの記事で詳しく解説しています。
参考記事:「柔らかいロッドを使え」アタリが取れるとエギングはもっと面白くなる
MからHはパワー重視
「M~H」は3.5号以上のエギに適合し、パワーがあるため春の大型を釣るのに適しています。
柔らかいロッドに比べれば扱いにくく、硬いロッドは初心者には不向きと言えるでしょう。
エギングロッドの「重さ」について
エギングロッドの重さは、軽いければ軽いほどいいですが、軽くなるほど値段は高くなります。
軽いエギングロッドはシャクリやすく、腕への負担が少なく疲れにくいです。
始めの1本は「100g前後」を目安に考えましょう。
ティップ(竿先)のタイプについて
ティップのタイプには
- 「チューブラーティップ」
- 「ソリッドティップ」
の2つがあります。
エギングロッドは「チューブラーティップ」が主流です。
「ソリッドティップ」は素材が繊細なためぶつけたり、キャスト時に無理な負荷がかかると破損する可能性がありますので、最初は「チューブラーティップ」が無難です。
チュブラーティップは中が空洞になっていて、反発力に優れています。エギングロッドはチューブラーティップが主流です。
- 反発が強いため「しゃくる」動作に適している
- あたりがハッキリと手元に伝わる
ソリッドティップは中が詰まっていて、柔軟性に優れています。数は少ないですがソリッドティップのエギングロッドも発売されています。
- 小さな当たりをキャッチしやすい
- イカに違和感を与えにくい
- 繊細なため壊れやすい
エギングロッドは「チューブラーティップ」を選びましょう。
アウトガイドとインターライン
エギングロッドには「アウトガイドモデル」「インターラインモデル」があります。
アウトガイドモデルはラインを通すガイドリングが外側にあります。
- ラインへの摩擦抵抗が少ないため飛距離が出しやすい
- ガイドリングへの糸がらみがある
- 雑に扱うとガイドリングが破損する
ラインをロッドの内側に通して使います。
- ライントラブルが少ない
- アウトガイドモデルに比べ飛距離が落ちる
- ラインを通す専用の道具が必要
エギングロッドのほとんどが「アウトガイドモデル」ですので、アウトガイドモデルでOKです。
エギングロッドの適合エギサイズと適合PEライン
エギングロッドには、適合エギサイズ(号)と適合PEライン(号)があります。
私の持っているセフィアTTを例にあげると
簡単に言えば「L~ML」は小さなエギで細いライン、「M~MH」は大きなエギで太いラインが適合します。
ぼくは「S83ML」のロッドを使用していて、メインのエギは3.0号、PEラインは0.5号を使っています。
エギは「2.5号~3.5号」がメイン、PEラインは「0.5号~0.8号」でOK!
エギングロッドの選び方まとめ
私が考える「初心者のファーストロッド」の選び方は、最初は秋イカがメインとなるので「軽くて柔らかくて扱いやすい長さ」のエギングロッドが最適です。
最初は有名メーカーの「シマノのセフィアシリーズ」か「ダイワのエメラルダスシリーズ」のエントリーモデルで「8’3″(8ft3in)ML」をおすすめします。
理由としては、やはりシマノ、ダイワは信頼できるメーカーだということと、8ft3inのMLは操作性・遠投性・パワーのバランスが良く、フィールド、シーズンを選ばないオールラウンドモデルだからです。
- メーカーはシマノかダイワ
- コスパ重視のエントリーモデル
- 長さは8ft3in(2.51m)
- 硬さはML
- 竿先はチューブラーティップ
- アウトガイドモデル
とりあえず「8’3″ML」のエギングロッドを持っておけば、秋の新子から春の親イカまで狙えます。また、「ライトジグ」や「ジグヘッド+ワーム」で根魚などを狙って楽しむことができます。
おすすめエギングロッド3選
セフィアBB S83ML
セフィアTT S83ML
\おすすめ/
セフィアSS S83ML
<ぼくのエギングロッドは「セフィアTT S83ML」>
レビュー記事はこちら:コスパ抜群!セフィアTTならS83MLが面白い「飛距離も感度も予想以上」
「失敗しない!」エギングリール選び
- メーカーはシマノかダイワ
- ロッドとシリーズを合わせる
- 軽さは200gぐらい
- シマノなら「C3000S」
- ダイワなら「LT2500S」
- ハンドルは好み
リールの性能は、値段に比例すると言っても過言ではありません。
初心者と言えども、エギングリールにはこだわりたいところです。
各メーカーでエギング専用のリールが発売されています。
また、汎用リールでもエギングに流用できるリールもたくさんあります。
<リールの記号の見方>
エギングリールの「番手」と「サイズ」について
リールの番手とは、「スプール(糸を巻く所)」の大きさ(糸巻量)だと思ってください。この番手は各メーカーによって多少の違いがあります。
エギングで使用するリールは「シマノで3000番」「ダイワで2500番」が丁度いい大きさです。
また、シマノなら「C」の表記、ダイワなら「LT」の表記があるものがエギングリールには向いてます。
シマノの「C」は「コンパクト」、ダイワの「LT」は「ライト&タフ」の略で、例えばシマノのC3000であれば、3000番の糸巻量で1ランク小さなボディという意味です。
また両メーカーの「S」の表記は、シャロースプール(スプールが浅溝)という意味となります。同じ3000番でもシャロースプールのほうが糸巻量が少なくなります。エギングにはコンパクトボディのシャロースプールが適しています。
シマノなら「C3000」、ダイワなら「LT2500」がエギングに向いている。
エギングリールの「糸巻量」について
エギングリールへの糸巻量はカタログ等に記載されていて、シャロースプールの場合PEライン0.6号で200m、0.8号で150mが標準的な値です。
PEラインはどのサイズも150mか200mの長さで売っていますので、購入するエギングリールに合わせてPEラインのサイズ、長さを選びましょう。
エギングリールの「重さ」について
エギングリールの重さは、軽いければ軽いほどいいですが、軽くなるほど値段は高くなります。重さが50g変われば腕、手首への負担に大きな違いがでてきます。
最初は「200gぐらい」を目安に考えましょう。
エギングリールの「ギア比」について
ギア比とはハンドルを1回転させたときの糸の巻取り量のことです。ハイギアのほうがノーマルギアよりも巻取り量が多くなります。
「ノーマルギア」か「ハイギア」か、結論から言えばどちらでもいいと思います。
しいて言うなら「ノーマルギア」がいいと思います。
エギングではエギをシャクってはフォールさせることを繰り返すため、ハイギアだとエギが早く自分の所に戻ってきてしまうからです。
ギヤ比は「好み」で選んでもOK!
シングルハンドルとダブルハンドル
「シングルハンドル」か「ダブルハンドル」かは好みです。
軽いのは「シングルハンドル」、軸のバランスがいいのは「ダブルハンドル」です。
エギングと言えば「ダブルハンドル」と頭に浮かぶのですが「シングルハンドル」でされている方もよく見ます。ちなみに私は「ダブルハンドル」が好みです。
ハンドルも「好み」でOK!
エギングリールの選び方まとめ
私が考える「初心者のファーストリール」の選び方ですが、エギングリールは軽さが正義です。
最初はエギングロッドと同じメーカーで同じシリーズのものが最適です。
メーカーは同じシリーズで組み合わせるよう設計をしていますので、エギングタックル全体のバランスが取れていて扱いやすいです。また色合いも統一されて見た目もかっこよくなります。
また同じシリーズ(シマノならセフィアシリーズ、ダイワならエメラルダスシリーズ)で、ロッドよりリールのランクを1つ上げるのもいいと思います。ただし、逆はおすすめしません。ロッドの性能よりまずはリールの性能のほうが重要ですから。
- メーカーはシマノかダイワ
- ロッドとシリーズを合わせる
- 軽さは200gぐらい
- シマノなら「C3000S」
- ダイワなら「LT2500S」
- ハンドルは好み
おすすめエギングリール4選
セフィアSS C3000SDH
セフィアCI4+ C3000SDH
ヴァンフォード C3000SDH
\おすすめ/
ヴァンキッシュ C3000SDH
<私のエギングリールは「ヴァンフォード C3000SDH」>
レビュー記事はこちら:「どうなの?」シマノヴァンフォードC3000SDHをエギング用に買ってみた
「だれも教えてくれない」PEラインとショックリーダー選び
エギングのPEラインについて
- メーカーはシマノかダイワ
- 0.6号
- 高比重がおすすめ
- リールに合わせた糸巻量
- コーキングされたラインも〇
- 見やすい色を選ぶ
PEラインは、ポリエチレンの極細糸を編み込んで1本のラインにしたもので、伸びにくい特性を持ち、エギを軽快に操るエギングには欠かせないものです。
PEラインは細くて強度があり、軽いのが特徴で、飛距離、感度とも良好です。
ですが軽い分、風の影響を受けやすく、細くてコシがない分ライントラブルの原因となります。
またPEラインは擦れに弱く、岩やコンクリートなどに擦れると切れてしまう恐れがあります。
PEラインの太さは
エギングに使うPEラインは「0.5号~0.8号」が標準です。
初心者には0.8号を推奨しているサイトをよく見ますが、個人的には「0.6号」でも問題なく扱えると思います。
PEラインが細いほど飛距離、感度が向上し、風、波の影響を受けにくくなります。0.6号でも大型の春イカに対抗できるぐらいの強度は十分にあります。
リールへの糸巻量は
リールへの糸巻量ですが、リールに記載の通りの長さを巻いたほうがいいです。
多すぎても、少なすぎてもだめです。
糸巻量が多すぎる場合は、ラインがバッククラッシュ(キャスト時にラインが束で放出してガイドに絡む)します。少なすぎる場合は、スプールヘッジの抵抗により飛距離が伸びなくなります。
現在はPEラインの技術も向上し、ライントラブルを抑えるものや、潮馴染みの良い高比重のラインも発売されています。
- メーカーはシマノかダイワ
- 0.6号
- 高比重がおすすめ
- リールに合わせた糸巻量
- コーキングされたラインも〇
- 見やすい色を選ぶ
エギングにおすすめなPEライン
シマノ セフィアA8+ 摩耗熱に強い!ファイト中の突っ込みにも対応ショックリーダーについて
- メーカーはシマノかダイワ
- 2号~3号
- スナップはMサイズ
ショックリーダーとは、フロロカーボン素材で作られたラインで擦れに強いです。
擦れに弱いPEラインの弱点を補うもので、PEラインの先に結束して使用します。
フロロカーボンは高比重で水に沈みやすく、色は透明に近くイカに違和感を与えないようになっています。
ショックリーダーの太さと長さは
エギングに使用するショックリーダーの太さは「2号~3号」程度がいいでしょう。細すぎると根ズレで切れる可能性があり、太すぎるとエギの動きを邪魔してしまいます。
ショックリーダーの長さは1m程度でいいです。
PEラインとショックリーダーの結び方
PEラインとショックリーダーの結び方は色々ありますが、最初のうちは「一番簡単な電車結び」がおすすめです。私も未だに「電車結び」を愛用しています。
エギを付けるところにはスナップ
ショックリーダーの先端にはエギを取り付けるための「スナップ」を結びます。スナップは「M」サイズでOKです。
スナップのは「クリンチノット」で結びます。
- メーカーはシマノかダイワ
- 2号~3号
- スナップはMサイズ
エギングにおすすめなショックリーダー
シマノ セフィア マスターフロロリーダー 30m【まとめ】エギングタックル選び
これでエギングタックルの基礎知識と選び方はバッチリですね。
もう一回、初心者に最適なエギングタックルをまとめると
- シマノかダイワを選べば間違いなし
- エギングロッドは「S83ML」の「アウトガイドモデル」
- エギングリールはシマノなら「C3000S」ダイワなら「LT2500S」
- PEラインは「0.6号」
- ショックリーダーは「2号~3号」
- 「電車結び」と「クリンチノット」をマスターしよう
です。
私が使っているエギングタックルの記事はこちらです。必要な道具も紹介しています。