こんにちは!エギング歴10年の「こう」です。
今回この記事では、私の過去10年間の実績をもとに、鳥取県内の「好釣果ポイント」を5つ厳選して詳しくご紹介します。
どこも1級ポイントなので、ぜひ参考にしてみてください。
今回ご紹介させていただく漁港には、「立入禁止」「釣り禁止」の場所がございます。
各漁港のルールを守らなければ漁港全体が立入禁止となり、今後、釣りができなくなる恐れがあります。
釣り人は「漁港を使わせてもらっている」という意識をもち、楽しむ前に「ルール・マナー」を覚えて、しっかりと守るように心がけましょう。
ゴミのポイ捨てなどは言うまでもなく、車の迷惑駐車や夜中の騒音などにも細かな気配りをして、釣りを楽しみましょう。
また、どの釣り場でも「危険な場所」があります。どんな場所でもしっかりと装備を整え、ライフジャケットを着用し、無理のない釣行にしましょう。
鳥取県のエギングシーズン
春のエギングシーズン
春は5月のゴールデンウィーク明けから釣れ始め、6月下旬ぐらいまで狙えます。
しかし春イカは産卵のために回遊し接岸してくるので、タイミングが計れないので釣りとしては難易度が高い特徴があります。
私も5月、6月合わせて30回ほど春イカ狙いの釣行に出掛けて釣れたのは3杯ほどだったり、かと思えばふと立ち寄った漁港で試しに投げたらいきなり釣れたなんて経験があります。
春は持久戦
秋のエギングシーズン
8月下旬から釣れなくはないのですが、小さな個体の乱獲はアオリイカの減少に繋がります。
なので秋のエギングシーズンは9月中旬から本格的にスタートします。
9月中旬から10月上旬は「数釣り」、10月中旬からは500gを超えるアオリイカも釣れるのでアオリイカ独特の引きを楽しむことができます。
10月下旬には釣れなくなり、11月はシーズンオフですね。
鳥取のエギング1級ポイント5選
ポイント① 岩美郡岩美町「羽尾東港」
兵庫県との県境に近い所にある小さな漁港です。
中西部が釣れない年でも「ここだけは釣れた」実績ポイントです。しかも型が大きい。
- 駐車場あり
- 離れた所にトイレあり(約500m、車で2分)
- コンビニ、自販機なし
山陰近畿自動車道の浦富ICから車で6分ほど、浦富ICを降りて北に向かうとすぐ左手にファミリーマートがありますのでここで飲み物や食べ物が買えます。
羽尾東港から西に向かえば、大きくて有名な「田後港」「網代港」があり近隣一体は磯場も多いので、羽尾東港は比較的人が少ないイメージです。
けっこう穴場です
羽尾東港は周辺から少し飛び出した地形で潮あたりがよく、岩礁帯なので透明度はピカイチ!海が荒れていても濁りが少ないのが特徴です。
画像左側の駐車場に車を停め、コンクリートの上を海に沿って歩いていくと階段があります。
階段を上がってすぐの所が「マイポイント」ですが、テトラの上から北東にキャストすれば大体釣れると思います。
水深は約5mほどで、海底には岩があり海藻も生えているので根掛りに注意が必要です。
また駐車場から北西側に移動すれば、地磯に出られますので攻略してみても楽しいですね。ただし結構な高さがあるので十分に注意してください。
- 足場から海面まで3m程度
- 他で釣れるアオリイカより一回り大きい
- なのでギャフかタモは必要
- 早朝の暗いうちに高実績あり
- 一応早めに行って場所取りをしたほうがいいかも
ポイント② 鳥取市青谷町「夏泊漁港」
東部中部のなだらかな海岸線から飛び出した長尾鼻の麓にある漁港です。
地元民だけではなく、県外のエギンガーからも人気のあるスポットです。
- 駐車場あり
- トイレあり
- 自販機あり
- コンビニなし
山陰道青谷ICで降りたら北に向かって5分ほどで到着します。
駐車場もトイレもありますがコンビニだけは近くにないので、青谷IC近くのローソンか国道9号線を気高方面(東側)に向かった所にローソンがあります。
夏泊漁港はとにかく魚影が豊富で、エギンガーだけではなくエサ釣りも人気です。
秋のアオリイカシーズンともなると釣り人でいっぱいになりますので、場所取りが必要になってきます。
車は道の路肩が広くなっていますので、そこに停めます。
ジュースの自販機とトイレも近くにあるので便利です。
ポイントは赤い矢印の所ですが、左側の防波堤先端はバカでかいテトラ(殺人テトラと呼ぶ)なので初心者やバランス感覚のない人にはおすすめできません。
なので地磯から狙ったほうが無難です。
ただし地磯は釣りができる所が限られているので、場所取りは必須です。
全体的に水深は5mほどで透明度もバッチリ、沈み根が点在しているので根掛りには注意が必要です。
また魚影が濃いのでアオリイカが釣れない場合は、ジグやワームを投げて根魚を狙ってみるのも面白いです。
- 地磯、堤防ともに競争率が激しい
- 地磯は海面まで2m程度
- 堤防は海面まで3m程度
- 夜のエギングに高実績
- タコ、根魚も釣れる
ポイント③ 東伯郡湯梨浜町「宇野島」
西側にはハワイ海水浴場、東側には宇野海水浴場があり、その中間に位置する宇野島は中部地区の数少ない地磯の1つです。
地元のエギンガーやエサ釣りのおっちゃんがたまにいるぐらいで、穴場中の穴場です。
- 駐車場あり
- トイレあり
- 自販機あり
- コンビニなし
山陰道はわいICを降りて、国道9号線を鳥取方面に車で3分ほどで到着します。
東郷湖羽合臨海公園「宇野公園」には広い駐車場があり、トイレや自販機も近くにあります。
ただしはわいICから宇野島までの間にコンビニはありませんので、食べ物は前もって買っておく必要があります。
階段を降りて海に向かうと「遊歩道」の入口がありますが、そこには行かず岩の上を海沿いに歩いて行きます。
赤い矢印の方向にキャストすれば釣れますが、歩いて移動する途中途中で探っていくのも1つの方法です。
水深は5mほどで、所々大きな岩が沈んでいます。
- 釣り座は海面まで1m~3m
- 岩の上を歩くので足元はしっかりと固めましょう
- 夕方のマズメ狙いに高実績あり
- ほぼ人はいない
ポイント④ 西伯郡大山町「逢坂港」
なんの変哲もないただの漁港です。たぶんグーグルマップを見ていても完全スルーされる港ではないでしょうか。
しかし知る人ぞ知るエギングの1級ポイントです。
秋のエギングシーズンで1位、2位を争うほどの爆釣ポイントです。
ちなみに「おうさかこう」と読みます。
- 駐車場あり
- トイレあり
- 自販機あり
- コンビニなし
山陰道赤碕中山ICを降りて、国道9号線を左折(米子方面)し塩津交差点を右折すれば、大体車で8分ほどで到着します。
コンビニは赤碕中山ICから降りて国道9号線とのT字路の所にあります。
港にもトイレがあるらしいのですが今まで私は気がつきませんでした。なのでコンビニで済ますか、コンビニより少し米子寄りに「中山パーキングエリア」の公衆トイレがありますので、そちらをご利用ください。
車は西側防波堤の際に停めます。
船着場近くは、漁師さんや遊漁船のお客さんが停めるので、船着場から距離を取って駐車しましょう。
私の爆釣ポイントは、赤い矢印の場所です。
防波堤の先端も釣れそうな雰囲気がありますが、一度も釣れたことがありません。
水深は3mほどで、海底は砂地、雨が降ったり波が高かったりすると濁ります。
濁りがひどい時は釣れませんので諦めましょう。
また海底は砂地ですが、所々根掛りスポットがありますので油断は禁物です。
テトラ際はアコウがエギにアタックしてくることもあります。
エギで尺サイズのアコウを釣り上げたことがあります
- 釣り場はテトラの上
- 海面まで2m程度
- 朝マズメ夕マズメともに高実績
- 爆釣ポイントの一つ
- 朝も夕方も5時までに行けば狙ったポイントに入れる
ポイント⑤ 西伯郡大山町「御来屋漁港」
けっこう大きな漁港です。「みくりやぎょこう」と読みます。
ここも逢坂港と並ぶエギングの1級ポイントです。
朝マズメも夕マズメも5m間隔で人が並ぶほどの激戦区。
- 駐車場あり
- トイレなし
- 自販機あり
- コンビニなし
山陰道名和ICを降りて、御来屋駅西入口交差点を左折し国道9号線を横断したら御来屋漁港です。
名和ICから車で5分ほどで到着します。
漁港にトイレはありませんので、名和ICを降りた所の「道の駅 大山恵みの里」の公衆トイレを利用しましょう。
自販機は漁港内の「お魚センター」の玄関先にあります。
私の爆釣ポイントはテトラ際から5mほど離れた位置です。
初心者は先端に行きがちですが、実は手前が一番の好釣果ポイントです。
点線から右側の低い座の所が秋の実績ポイント、左側の高い座の所が春の実績ポイントです。
秋シーズン初めは日中でも良く釣れ、先端付近のテトラ周りや港内でも釣れます。
秋シーズンの中盤以降は、時合いがハッキリします。朝の明るくなり始める時間(5時半ごろ)から1時間ほどと、夕方の日が落ち始めてから完全に暗くなるまでの1時間ほどが爆釣タイムです。
釣り座が高く平らなので、多少の波やうねりでもエギングはできますが、落ちないように注意してください。
ここも激戦区なので場所取りが必要です。朝も夕方も5時までに到着したほうが無難です。
早朝はワカメ採りの漁師さんが潜っていることがあるので注意しましょう。
- 釣り場は防波堤の上
- 海面まで低い方で3m、高い方で4m程度
- なので長いギャフかタモがあったほうが無難
- 朝マズメ夕マズメともに高実績
- 春も秋も高実績
- 爆釣ポイントの一つ
- 朝も夕方も5時までに行けば狙ったポイントに入れる
最後に
鳥取県内でも「釣り禁止」「立入禁止」の漁港などが増えています。
これは釣りブームなどで一気に釣り人が増加し、その中には「自分たちが楽しければそれでいい!」と自己中心的な考えを持っている人がいるからです。
漁港や防波堤は釣り人のためにあるわけではなく、漁業関係者や地元民の安全を守るためにあり、釣り人は使わせていただいているのです。
流行りに乗って釣りを始めるのはいいですが、楽しむ前に「ルール・マナー」を覚えて、しっかりと守るように心がけましょう。
ゴミのポイ捨てなどは言うまでもなく、車の迷惑駐車や夜中の騒音などにも細かな気配りをして、釣りを楽しみましょう。
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