- カラーとかサイズとかわかんない
- シャローとかディープってなに?
- エギってどうやって選べばいいの?
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
エギング歴10年以上のぼくが徹底的に解説していきます。
エギの種類って多いですよね。だから私もむかしは、釣具店に行って平気で30分~1時間は何を買うか迷っていました。
この記事の『エギの基礎知識と選び方』を読めば理解が深まり、エギ選びに迷うことはありません。そして、ポイントや時間帯によって適切に使い分けができるようになるので、釣果アップも期待できますよ。
記事の後半では、ぼくが普段使っているエギを時間帯にわけてご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
「徹底解説」エギの基礎知識と選び方
日本古来のルアー。
船釣りをしていた漁師が、木の枝を海に落としたらイカが抱き着いたことが始まりとされています。現在はプラスチック製で、主にエビの形、模様に似せて作られています。
「シーズンで使い分ける」エギのサイズ
エギのサイズは号数で表されていて、1号=1寸(約3cm)です。
エギの重さはメーカーやエギのタイプによって様々ですが、号数別の標準的な重さを下の表にまとめました。
エギは号数が大きくなるにつれて重さが増えていきますが、沈下速度とは関係ありません。各メーカーが号数に応じてバランスを取り沈下速度を調整しているからです。
沈下速度については、この後の「エギの沈下速度について」で解説していきます。
エギのサイズは釣れるアオリイカのサイズに合わせることが大切です。
秋の新子は3.0号前後、春の親イカは3.5号前後が基本。
ですが、ぼくは常に3号を使っています。なぜなら秋でも春でも3号で釣れるからです。
エギングロッドに合わせたエギのサイズを選んでください。ロッドの適合サイズより大きいエギ、重たいエギをキャストするとロッドが破損する恐れがあります。
<エギングタックルの基礎知識はこちら>
「水深で使い分ける」エギの沈下速度
エギの沈下速度によるタイプは、概ね下の4タイプに分けられます。
使用水深はあくまで参考ですが、基本は水深が浅い所(シャロー)では沈下速度が遅いタイプ、水深が深い所(ディープ)では沈下速度が速いタイプを使います。
風や潮の流れなどの影響で、エギがなかなか沈まない場合は沈下速度が速いタイプを使ったり、イカがなかなか抱いてこないときなどはゆっくり沈むタイプを使うなどのテクニックを駆使します。
水深が浅い所では「遅く沈むタイプ」、深い所では「速く沈むタイプ」が目安。
ですが、ぼくは常にシャロータイプ。沈下速度はシンカー(重り)で調整しています。
「時間帯・光量・潮の色で使い分ける」エギのカラー
エギの選び方で、ビギナーからベテランまで非常に悩みやすいポイントがエギの色ですよね。ここで基本をしっかりと押えていきましょう。
エギの色は「布地」と「下地」の色があります。
布地と下地の色の組み合わせは何十通り、何百通りとあります。
布地の色
布地はピンク・オレンジなどのアピール系から、グリーン・パープルといったダーク系、エビや小魚に模したナチュラル系の色があります。
基本的な考え方
- 海が濁っているときは「アピール系」
- 海が澄んでいるときは「ダーク系」「ナチュラル系」
- イカの活性が高いときは「アピール系」
- イカの活性が低いときは「ナチュラル系」
- 第一投目は「アピール系」
- オールラウンドな「ダーク系」「ナチュラル系」
- 夜のエギングには「ダーク系」
こんな感じです。
深く考えずにそれぞれのタイプを1個~2個ほど持っておけば大丈夫です。
下地の色
下地の色はエギング界で「金テープ」「赤テープ」みたいな感じで呼ばれています。
また、色ではなくてボディの素材そのものが「ケイムラ」だったり「グロー」だったりします。
- ケイムラとは、日中の紫外線で発光するタイプです。光は人の目には見えません。
- グロー(夜光)とは、光を蓄え発光するタイプです。主に夜に使用します。
- スケルトン(透明)とは、名前の通り透き通ったボディーです。
はい、訳が分からなくなってきましたね。ここで整理しますと
今は下地が「カラーテープ」+「素材」のボディが販売されています。
この下地の色の選択ですが、主に使用する時間帯、光量、潮の色によって使い分けをします。
日中の晴れた日は、海中に太陽の光が差し込み明るいため、カラーテープは光を反射する「金・銀・虹など」が有効です。また海の透明度が高いときは「スケルトンボディ」も有効になります。
曇り空や濁りのある場合は、紫外線で発光する「ケイムラ」などが有効です。
朝夕のマズメ時の光量が変化するときは「金」「オレンジ」が有効です。
夜のエギングでは、エギのシルエットがはっきりとでる「赤」「紫」が有効です。また光を蓄えて発光する「グロー」も有効です。
ぼくは夕マズメ~ナイト専門なので、赤テープを基本にしています。
エギの選び方まとめ
エギサイズはシーズンで選ぶ
- 春の親イカは「3.5号」がメイン
- 秋の新子は「3.0号」がメイン
エギの沈下速度は水深で選ぶ
- 水深5m以下の所は「シャロー・スーパーシャロー」
- 水深5m~10mの所は「ノーマル(ベーシック)」
- 水深5m以上のところは「ディープ」
風や潮の影響でエギが沈まないときは「シンカー」と呼ばれるオモリを使うのもありですね。
エギのカラーは時間帯で選ぶ
日中の場合
- 「アピール布地」+「虹テープ」
- 「ダーク布地」+「ケイムラボディ」
- 「ナチュラル布地」+「金・銀テープ」
朝マズメ・夕マズメの場合
- 「アピール布地」+「金テープ」
- 「ダーク布地」+「ケイムラボディ」
- 「ナチュラル布地」+「紫テープ」
夜の場合
- 「アピール布地」+「赤テープ」
- 「ダーク布地」+「紫テープ」
- 「ナチュラル布地」+「グローボディ」
シーズン、水深、時間帯で、だいぶエギが絞り込めると思います。
ですが、長々と解説してきてあれなんですが、ぼくの選び方は
- サイズは3号だけ(たまに2.5号)
- 常にシャロータイプ(沈下速度はシンカーで調整)
- 下地は赤テープが基本
- 布地は「アピール、ダーク、ナチュラル」を揃えてる
ちなみに買うエギも「エギ王K」と決めているので、もう迷うことはありません。なので無くなったら補充するだけです。
ぼくが使っているおすすめのエギをご紹介
普段ぼくが使っている厳選したエギを5つとシンカーをご紹介します。
これさえもっておけば、日中だろうとナイトだろうと、春だろうと秋だろうと釣れます。
YAMASHITA エギ王K「ムラムラチェリー」シャロータイプ3.0号
YAMASHITA エギ王K「パープルシャドウ」シャロータイプ3.0号
YAMASHITA エギ王K「ブルーポーション」シャロータイプ3.0号
YAMASHITA エギ王K「軍艦グリーン」シャロータイプ3.0号
YAMASHITA エギ王K「金アジ」シャロータイプ3.0号
沈下速度を調整するためにはシンカー
【まとめ】結論:ぼくと同じように選べば大丈夫!
- サイズは3号だけ(たまに2.5号)
- 常にシャロータイプ(沈下速度はシンカーで調整)
- 下地は赤テープが基本
- 布地は「アピール、ダーク、ナチュラル」を揃えてる
ちなみに買うエギも「エギ王K」と決めているので、もう迷うことはありません。なので無くなったら補充するだけです。
参考記事:「エギってどれがいいの?」やっぱり安定のエギ王Kでしょ!
ぼくの選び方を参考にして「アピール系」「ダーク系」「ナチュラル系」をそれぞれ2本~3本ほど用意しておけば十分。
また、シンカーなどを有効活用して、バリエーションの幅を広げてください。
エギング歴10年以上ですが「ボウズだったことは数えるぐらい」しかありません。だからあたなもエギ選びに迷わなくてもきっと釣れるはずです!
<私のタックルをもとにエギング装備をご紹介>