キャンプの夜。
炎を眺めボーっと飲むお酒は非日常にひたれる瞬間ですよね。
そんな時、お酒のあてがあればなお最高です。
でも・・・
- なにか作るのも、洗い物もめんどくさい
- もう動きたくない、でもおつまみが欲しい
- せっかく火があるから使いたいな・・・
焚き火や薪ストーブの炎を眺めながらゆっくりお酒を楽しみたいと思っていても、アウトドア料理って手間も時間もかかるし何かとめんどう。
「キャンプ おつまみ 簡単」とネットで調べても、結構手の込んだ料理しか出てこないですよね。
実は、キャンプだからと言って手の込んだ料理を作ろうとすると、せっかくのまったりした時間がどんどん奪われることになり「あっという間に就寝時間」なんとことになりかねません。
ぼくは小学生からキャンプを始めて30年以上。冬は自宅のアウトドアリビングで週末薪ストーブライフを満喫しています。
今回この記事では、料理やレシピの紹介ではなく、スーパーから買ってきた食材を焼いたり温めたりするだけでできる「簡単ズボラおつまみ15選」をご紹介します。
この記事を読めば、料理に時間を取られることなくまったりお酒を楽しめるようになります。
結論として、料理を作るだけがキャンプ飯ではありません。スーパーにある缶詰や冷凍食品、レトルトでも立派なおつまみになります。手軽においしいのでめんどくさがりにオススメです。
焚き火・薪ストーブでつくる簡単ズボラおつまみ15選
簡単ズボラおつまみのコンセプトは「洗い物を減らす」
ここでご紹介するおつまみは、網やスキレット、フライパンで焼いたり温めたりするだけの簡単なものです。
ひとつの食材で完結するものばかりなので、食べたいおつまみをチョイスするだけ。料理する手間も時間もいりませんし、洗い物を減らすことができます。
とは言え、包丁が必要な食材もありますが、切るだけなので簡単。
それでは以下ご紹介します。
- 缶詰
- 焼き鳥
- ハンバーグ
- ハッシュドポテト
- ベーコン・チャーシュー
- ウインナー(フランクフルト)
- イカ
- 枝豆
- にんにく
- 目玉焼き
- 厚揚げ
- 手羽中
- ししゃも
- 餃子
- ちくわ
ズボラの王道「缶詰」
ただの缶詰ですが、焚き火や薪ストーブで温めるだけで雰囲気バツグンのおつまみに早変わり。
ひとつふたつあると「もうちょっと何かほしいな」というときに重宝します。
ぼくは缶詰をそのまま網や薪ストーブの天板に載せますが、実は直火はNG。缶内部のコーティングが熱により溶けだすみたいです。メーカーに聞いても健康への影響はわからないとの回答です。
湯せんなら大丈夫みたいです。
なので、心配な方は直火ではなく湯せんで温めましょう。
直火の場合、必ずフタを開けてから温めてください。閉めたままだと缶が破裂する恐れがあります。
常温で保存でき賞味期間も長いので、スーパーに行ったついでにちょっとずつストック。キャンプはもちろん普段の晩酌のおつまみにも困ることはありません。
種類豊富でお好みで選べるのもうれしいポイントです。
缶詰初心者には定番のこの2つがオススメ!
定番中の定番「焼き鳥」
ビールのあてと言ったら焼き鳥ですよね。
ぼくは業務スーパーの冷凍焼き鳥シリーズをいつも買っています。1本あたり20円~30円ととてもリーズナブルです。ただ、50本入りは冷凍室を占拠します。種類によっては20本入り・10本入りがありますので、冷凍室と相談してください。
解凍する必要はなく、凍ったまま焼けばいいので楽ちん。ただ、焼くのに少し時間がかかる印象です。
冷凍焼き鳥を凍ったまま一回水につけてから焼くと、上手においしく焼けます。
地元の人気居酒屋の大将に教えていただきました。ご参考までに。
業務スーパーに売っている冷凍焼き鳥はつぎの7種類。
- もも串
- ジャンボ鶏もも串
- ぼんじり串
- つくね串
- ネギ間串
- とり皮串
- とりトロ串
すべて制覇はしてないですが、オススメは「もも串」「つくね串」「とり皮串」です。ぼんじり串ととりトロ串は好みがわかれます。ぼくは好きですが、奥さんは苦手です。
タレ付き・タレなしがあるのでお好みで選べばOK!
ぼくはタレなし派。シンプルに塩でいただきます!
焚き火などの直火で焼くときは、串が燃えないように注意が必要です。直接火に当てないように遠火でしっかりと焼きましょう!あと、焼いているとき脂が結構落ちます。汚れが気になるようでしたら、フライパンやスキレットを使ったり、アルミホイルで保護したりと工夫が必要です。
冷凍焼き鳥をご紹介しましたが、もちろんスーパーのお惣菜でもOK。お惣菜の焼き鳥ならそのままでも食べられますし、軽く温めたらより一層おいしくいただけます。
あっ!うまい!「ハンバーグ」
ハンバーグと聞くと「夕食のメインでは?」と思うかもしれません。ですが、立派なおつまみになります。
ハンバーグはお店で食べるか手作りのイメージがありますよね。キャンプではそんなめんどくさいことはしてはいけません。
ここでも使うのは業務スーパーの冷凍ハンバーグです。
手作らないのがポイント!
冷凍ハンバーグをスキレットやフライパンで焼くだけカンタン。
正直、味には期待していなかったのですが、想像を超えるジューシーと柔らかさ、そしておいしさに驚きました。
業務スーパーの冷凍焼上ハンバーグはソースが付いていません。ぼくは味付けなしでもイケる派ですが、みなさんはお好みでソースをお選びください。
ソースで煮込みハンバーグ、チーズをのせてチーズハンバーグ、パンズに挟めばハンバーガー。多彩なアレンジができるのもポイントが高いですね。
冷凍焼上ハンバーグは8コ入りで400円弱(税込)。お弁当にもピッタリなミニサイズもあります。
業務スーパーのハンバーグの主なラインナップはつぎの5つ。
- 冷凍焼上ハンバーグ(100g×8コ)(ソースなし)
- 冷凍焼上ハンバーグミニ(30コ)(ソースなし)
- 冷凍チーズトマトソースハンバーグ(120g×1コ)
- 煮込みハンバーグ(デミグラスソース)(95g×5コ)
- 冷凍あらびきハンバーグ(120g×8コ)
日本人には馴染みがない?「ハッシュドポテト」
これまた業務スーパーの冷凍食品「ハッシュドポテト」、店内をプラプラしてたら見つけたのが始まりです。
ハッシュドポテトは、ジャガイモを潰して油で揚げた料理。
コロッケをよりシンプルにした感じです。
これが意外や意外。おいしいではありませんか。
マクドナルドでは人気の商品みたいです。(ぼくはマックに行かないので知りませんでしたが)
日本人にはあまり馴染みのない食べ物かもしれませんね。
業務スーパーのハッシュドポテトは、冷凍のままスキレットやフライパンで焼けばOK!軽い塩味が付いているので、そのまま食べられます。
外はサクッと中はホクホク。
じゃがいもの風味を感じられる割にクセがなく、軽い塩気がお酒のおつまみにぴったり。お子さんのおやつにも。
10枚入りで278円(税込)、1枚あたり約28円です。(ちなみにマックは1コ150円)
ふだん使いもできるし、賞味期限も約2年と長いので(すぐ食べてしまうのでここまで長くなくても大丈夫ですが)、冷凍庫に常備しておくと便利です。
炙ればもっとおいしい「ベーコン・チャーシュー」
いつもは名わき役のベーコンやチャーシュー。焼いたり炙ったりするだけでソロでも大活躍。
おすすめはブロック!
最初からスライスしてある商品もありますが、キャンプでは厚切りがGOOD!
もちろん豪快に丸のまま焼いてもOK!と言いながらもスライスしたほうが火が早く通るし食べやすいです。
ベーコンやチャーシューはおつまみだけじゃなく朝ごはんにも活躍するので、クーラーボックスに入れておけば重宝する食材です。
あと時間がある場合、燻製にチャレンジしてみましょう!
ベーコンを燻製にするとギュッと濃縮された味になり、お酒に合うのは間違いありません。
子どもからおとなまで「ウインナー(フランクフルト)」
子どもからおとなまで大好きなウインナーも定番。
ただ、BBQでウインナー、おつまみもウインナーじゃ飽きてしまうので、夕食のメニューと被らないようにしましょう。
そのままでも十分おいしいです。ケチャップやマヨネーズなどで食べてもいいですね。
ぼくは断然マスタード派!
あと、ウインナーやフランクフルトも種類が豊富ですよね。
たとえば
- 燻製
- あらびき
- スパイシー
- レモン風味
- バジル
などなど。
気分に合わせて手軽にチョイスできるのもうれしいポイントですね。
酒の肴と言ったらコレ「イカ」
肴と言ったらイカ!
でもキャンプにイカを持って行く人は少ないと思います。
イカは冷凍保存ができるので、生のイカでも一夜干しでも冷凍しておけば好きな時に焼いて食べることができます。
冷凍のまま焼けるので楽ちん!
軽く炙って七味マヨネーズが最高ですね。
ぼくは趣味でイカ釣りもしますので冷凍庫にはイカストックがあり、軽く炙っておつまみにしていると奥さんや子どもたちがワラワラと群がってきて一瞬でなくなります。
ふだんあまり食べないイカですが、実はみんな大好きなんですよね。
新鮮な生イカなら捌いて冷凍しておいて、自然解凍や流水解凍すればお刺身で頂くこともできます。
香ばしウマイ「枝豆」
自然解凍でも十分うまい冷凍枝豆。
しかし、フライパンなどで皮に焦げ目がつく程度炒めればキャンプらしいおつまみになります。
網で焼いてもおいしいです!
ラー油やごま油がと炒めればより一層風味豊かになり、アウトドアながら居酒屋気分が味わえます。
枝豆が余れば、翌朝の枝豆ご飯もオススメです。
食べ過ぎ注意報「にんにく」
にんにくはシンプルにホイル焼きが一番!
皮を剥いたにんにくをバターといっしょにアルミホイルで作った器に入れ、加熱すればOKです。下の方が焦げることもあるので時々混ぜてください。
皮が付いたまま丸ごと素焼きや丸ごと素揚げもおいしいのでオススメです。
シンプルに塩でいただきます!
にんにくは食べ過ぎると胃腸への負担になったり、気分が悪くなったりするので食べ過ぎには注意です。
ぼくの大好物「目玉焼き」
目玉焼きと言えば朝のイメージですが、ぼくはおつまみとして目玉焼きを食べます。
卵好きの方はお試しください。
うれしーヘルシー「厚揚げ」
最近、焼肉業界、BBQ業界で注目を集めているのが「厚揚げ」です。
そのまま焼いてもおいしいのですが、先にご紹介したベーコンを巻いて焼いたらもっとおいしくなります。
さらに、とろけるチーズをトッピングしてもGOOD!
手羽のダークホース「手羽中」
手羽先と手羽元はポピュラーですが、手羽中は注目を浴びない食材です。
実は手羽先より食べやすく、手羽元より火がとおりやすい優秀な食材。ぼくはBBQの食材としていつも利用しています。
外は「パリっ!」中は「ジュワ~」
ただ、火がとおりやすいと言っても、鶏肉なので弱火でしっかりと火をとおしましょう!
シンプルに塩コショウでいただきます。
忘れられた「ししゃも」
最近ししゃも食べました?
昔は食卓の定番だったのですが、昨今は見なくなりましたね。
キャンプはどうしても肉系が多くなりがち。そこでししゃもの出番です。
捌く必要もないし、ししゃもなら頭から丸ごとかぶりつけるので骨を気にすることもなくおいしくいただけます。
網でもフライパンでも手軽に焼けるのでぜひ挑戦してみてください。
ビールに合うNO.1「餃子」
餃子も冷凍食品のラインナップが豊富で、手軽に食べられる時代ですね。
ビール合うと言ったら餃子でしょ!
これをキャンプに活かさないわけにはいきません。
スーパーで買ってきてそのままクーラーボックスにイン!袋を開けて焼くだけなので簡単です。
夕食後でも「ペロッと」いけちゃうので不思議です。
焼いて食べるのもよし!水餃子にしてもよし!油で揚げてもよし!いろいろアレンジできるので、キャンプのお供にもってこいの一品です。
そのままでも「ちくわ」
そのままでもおいしいちくわですが、軽く炙るともっとおいしくなります。
ちくわのおいしい食べ方は下の3つ。
- チーズイン
- ワサビしょう油
- マヨネーズ
チーズインはめんどくさいので、おすすめはワサビしょう油ですね!お刺身感覚で食べられますよ。
【まとめ】ズボラは悪じゃない!
今回は焚き火や薪ストーブで簡単に作れるズボラおつまみ15選をご紹介しました。
SNSの流行でキャンプでも「映え」が意識されていますが、手の込んだ料理はただ時間を圧迫するだけだと思います。
キャンプの醍醐味は時間を楽しむこと!
もちろんおいしい料理やおつまみを食べたいのもわかりますが、せっかくなのでゆっくり炎を眺めたり、夜空を眺めたりしながらお酒を楽しみたいものです。
今回ご紹介したおつまみはほんの一部。
暇なとき、スーパーを隅から隅まで探索してみてください。きっとズボラおつまみがたくさんありますよ!
それでは酔い一日を!