ソロキャンプにハマっている女性たちも多くなりましたよね。しかし同時に、女性のソロキャンを狙った被害も増えているそうです。
- ソロキャンをしたいけど大丈夫?
- どんな危険があるの?
- 効果的な対策を教えて!
こんな悩みを解決する記事を書きました。
治安がいいと言われている日本。
みなさんは「安全」を前提にキャンプをされているのではないでしょうか?もしかすると、安全もキケンも考えたことない方もおられるはず。
でも、実際に事件は起こっています。
そこで今回この記事では、実際にあった女性キャンパー特有の被害をもとに『被害が起こりやすくなる背景や加害者の心理』を読み解き、『被害にあわないための対策』について解説していきます。
女性ソロキャンパーに振りかかる被害とは?
女性ソロキャンパーが受ける被害(迷惑)は
- ナンパ
- 教え魔おじさん
- のぞき、盗撮
- 襲われる
ちょっと深掘りして解説していきます。
ナンパ
2023年6月にTwitterで拡散された「ナンパ被害」の動画が波紋を呼んでいます。
この「お父さん」と呼ばれている男性、けっこう酔っているような感じがします。「キャンプの輪を広げたい」と言いながらも「サイト」というキャンプ用語も知らないなんておかしいですよね。
しかも、話をしながらジリジリと間合いを詰めてくるあたり、男でも恐怖を感じます。
女性ソロキャンパーを狙った「ナンパマニュアル」も存在しており、ナンパを目的にした「不純な動機」でキャンプにやってくる男もいるほど。
過去には「テントに引きずり込まれそうになった」「寝ているテントを勝手に開けられた」なんて被害も耳にします。
これはナンパを通りこして「犯罪」と言っても過言ではありません。
教え魔おじさん
頼んでもいないのに「こうしたほうがいいよ」とか「手伝うよ」とか、一方的にアドバイスをしてくる男性がいるそうです。
こういった「教え魔おじさん」は、必ずと言っていいほど女性に近づきます。
先ほどのナンパ目的なのか、女性はキャンプが苦手だと思い込んでいての「親切心」なのかはわかりませんが、身勝手なアドバイスは鬱陶しいだけです。
のぞき、盗撮
キャンプ場は開放的な空間。
老若男女問わず、常に人からの視線にさらされる状況にあり、身を隠せる場所は薄いテントのみ。
着替えや就寝中にテントの周りをウロウロされたり、トイレやシャワーをのぞかれる被害もあります。最近では、お風呂の脱衣所を盗撮していたとして逮捕された男もいます。
襲われる
ソロキャンプ中の女性が襲われる事件も発生しています。
女性ひとりだと助けてくれる人もいないし、恐怖で声も出せない。
女性のソロキャンプは「相当なリスク」があると思います。
表に出てくる被害は氷山の一角
女性キャンパーに対する迷惑行為や被害は、表に出てきにくい傾向にあります。
被害にあった女性自身が
- 「我慢すればいい」
- 「周りに迷惑をかけたくない」
- 「自分自身がはずかしい」
- 「もう思い出したくない」
などの理由で、だれにも相談できなかったり、助けを求められなかったりで泣き寝入りしてしまうパターンが多いからです。
だから、実はもっとたくさんの迷惑行為や犯罪ともとれる行為が横行しているのではないかと推測できます。
ブームになれば「招かれざる客」も紛れ込む
なにごともブームになると必ず現れるのが
- マナー知らず
- 常識外れ
- 知ったかぶり
- よこしまな目的
登山や釣りをはじめ、バイクやキャンプ、そして温泉やサウナなどの流行りは、○○女子、○○ガールと呼ばれる女性たちが創り出すものです。
ここまではいいんです。
女性たちの間で流行り出すと、マスコミは大々的にあおり、ブーム化していきます。そして、ブームになれば「質の悪い人」まで呼び寄せてしまうことになってしまうのです。
純粋に趣味として楽しみたい人ばかりじゃない
日本人の特性としてあるのが「みんながしていることをしたい」「流行りに乗り遅れたくない」、いわゆるミーハーと呼ばれるもの。
こうなると、マナーを守れない人たちや女性を目的とした不純な動機の人たちが集まってくるというわけです。
人気ユーチューバーの影響
不適切な人たちを呼び寄せてしまう要因に、さらに輪をかけたのが「YouTuber」だと思います。
キャンプブームとともに人気ユーチューバーが出現しました。とくに女性キャンパーの動画が人気ですよね。
人気女性キャンパーの中には
- 肌の露出
- スキのある服
- ラインを強調している服
- 他のソロキャンパーとの交流
男性視聴者の興味を狙って、ちょっと際どい感じを演出している方も見受けられます。
そんなつもりはない!
確かにほとんどの方は「そんなことはしてない!」つもりでしょう。しかし、彼女たちに「そのつもり」がなくても、「見る側がどうとらえるか」なんですよね。
男性視聴者が「キャンプ場に行けば、こんなステキな女性と仲良くなれるかもしれない」と思うのはごく自然の心理。
だから、キャンプが目的ではなく、女性を目的とした「不純な動機のヤバいヤツ」が現れるのです。
キケンを減らす女性ソロキャンプの防犯対策7選
今の現状では、ヤバいヤツの見分けも付かないし、排除することも不可能です。
だから、被害にあわないためには、残念ながら女性自身が防犯対策をしなくてはなりません。
ここでは、質の悪い人を近づけさせないための対策をご紹介します。
管理人常駐のキャンプ場を選ぶ
まず大前提として「有料」のキャンプ場を選ぶことが大切。
なんでもそうなんですが、質の悪い人たちは無料って言葉に集まる習性があります。なので、有料のキャンプ場を選べば不純な動機を持った人に遭遇する確率をグッと減らすことができます。
そして、「管理人が24時間常駐」しているキャンプ場なら、いざという時でも助けを求められるので安心。
金額が少し高くなってしまうかもしれませんが、管理人が常駐しているキャンプ場を選びましょう。
区画サイトにする
女性キャンパーに対する被害の多くは、区画が定まっていないフリーサイトで起こっています。
フリーサイトは自由に場所を選べて思い思いのアレンジができる反面、境界線がなく、すぐそばまで近づくことができてしまいます。
最悪の場合、すぐ隣にテントを張られたりすることも。
きっちり区画されたサイトは家の敷地と同じ感覚なので、変な人も足を踏み入れにくく隣にテントを張られる心配もありません。
もし、区画を選べるキャンプ場とか管理人に相談できるのなら、管理棟の近くやファミリーキャンパーの近くのサイトにしてもらいましょう。
姿を見られないようにする
ナンパ男はもちろん女性を狙うので、周囲を徘徊して獲物を探します。
なので、テントを張る方向を工夫したり、陣幕やタープで目隠しをするなどして姿を見られないことが大切。
目隠しの方法については、「人目を気にせず楽しめる!」庭バーベキューで手軽にできる目隠し方法を徹底解説 を見ていただけたら参考になると思います。
あと、いちばん姿を見られやすいのが設営時。
ナンパ男や教え魔おじさんの餌食にならないためにも、チェックイン時間と同時に設営を開始できるように早め早めの行動も大切です。
下の記事で目隠しの定番「陣幕」について解説しています。
ソロだと悟られないようにする
ナンパなどの女性に対する被害は、ソロが狙われやすい傾向にあります。
なので、チェアを二つ置いておく、テントの入り口にクツを置いておくなど、複数で来ていることをアピールすれば被害を回避できることもあります。
ですが、設営時にひとりでいる所を見られていては成り立ちません。
先ほどの「設営時の姿を見られないようにする」ことも重要になってきます。
近くに女性がいれば声をかけておく
万が一のときのために、助けてくれる人が近くにいてくれるほうが安心ですよね。
ほかの女性キャンパーに声をかけ、女性同士で仲良くしておくことはとても効果的です。
とくにファミリーキャンプで来ている「お母さん」に声をかけておけば、いざという時、旦那さんも加勢してくれるので心強いと思います。
男性とはあいさつ程度にとどめる
キャンプは出会いの場でもなければ社交の場でもありません。
同じキャンプ場にいるからといって誰とでも仲良くする必要はなく、あいさつをされたら会釈する程度でOKです。
下手に話を合わせたり笑顔で対応すると、男は「気があるのかな?」と勘違いするので注意しましょう。
肌を露出するような服装は避ける
女性なら誰しも「かわいい恰好がしたい」「女性らしい服を着たい」と思うことでしょう。
しかし、女性らしさを前面に押し出すと男に目を付けられるのは言うまでもありません。
キャンプでは虫刺されのこともあるので、長そで長ズボンを着用し肌を露出しないことが鉄則です。
ほかにも、タイツを履いているからと言ってミニスカートやショートパンツ、胸元が開いた服、体のラインが強調される服などは男が寄ってくる原因になりますので避けましょう!
【まとめ】ブームが去れば質の悪い人も去る
キャンプにはキャンプが目的の人ばかりが集まるわけではありません。
楽しいはずのキャンプでイヤな思い、怖い思いをされたことのある方もおられるでしょう。
いろいろと対策について申し上げましたが、悪いのは女性ソロキャンパーではありません。すべて不純な動機をもったヤツです。
とは言っても、今のところそういった輩を排除する術はありません。
なので、女性ソロキャンパーさんが対策を取り、キケンから身を守ってくださるようお願いします。