【釣りに楽しみをプラス】海でカップラーメンを食べる方法あれこれ

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時合いを待つ時間、釣れない時間、海風が少し冷たい夜中。

そんな時に食べるカップラーメンは最高です。

こう

カップラーメンひとつで持久戦もバッチリ!

ただ、海でカップラーメンを食べようかと思うと「お湯」が必要ですよね。

今回この記事では、釣りの合間に食べる「カップラーメンのお湯をどうするか」についてお話します。

目次

「お湯どうする?」お湯は3つの方法で調達

釣り場でお湯を手に入れる方法は、主につぎの3つの方法があります。

  1. 家から魔法瓶に入れて持っていく
  2. カセットコンロで沸かす
  3. 電気ケトルで沸かす

それぞれのメリット・デメリットを表にしました。

項 目魔法瓶(水筒)カセットコンロ電気ケトル
メリットいちばん手軽でいちばん安価。好きな時にアツアツのお湯を沸かすことができる。袋のラーメンを作ったり、レトルト食品の温めもできる。車のシガー電源で使えるので手軽。火を使わないので車内で安心して使える。
デメリット安い水筒や古くなった水筒は保温力が弱く、お湯がすぐぬるくなる。アイテムがかさばり荷物が多くなる。カセットコンロの種類によっては、風があると火が安定しない。また、ガスの種類によって、気温が10℃を下回ると火がつかない。車から離れると使えない。
メリット・デメリット

いちばん手軽「魔法瓶に入れて持っていく」

家からお湯を沸かして入れて持っていくだけ!

こう

魔法瓶がいちばん簡単ですね。

魔法瓶でお湯を持っていければ

  • 魔法瓶(お湯)
  • 好きなカップラーメン
  • 割りばし

この3つのアイテムがあればOKです。

ただ、気をつけるポイントが3つあります。

魔法瓶の気をつけるポイント3つ

  • 安い魔法瓶だと保温力が弱い
  • 古い魔法瓶だと保温力が低下している
  • フタをちゃんと閉めないとこぼれる

カップラーメンはお湯の温度が命!アツアツのお湯を入れても、いざ食べるときにぬるくなっていてはショックを隠し切れません。

ぼくも冬の外仕事をしていたとき、魔法瓶にお湯を持っていったことがありました。

いざ、楽しみにしていたお昼休みがやってきて、カップラーメンにお湯を注いだ瞬間「あれ?ぬるい・・・」もうあとの祭りです。その日は泣く泣くぬるくて硬いカップラーメンを食べました。

安い魔法瓶だとアツアツの温度を維持できるほどの性能がありません。長年使ってきた魔法瓶も衝撃や劣化で保温力が低下します。

ぼくが使っていた魔法瓶は「象印」か「タイガー」か忘れましたけど、どちらにしても有名メーカー。年数が経てば性能は落ちていましたね。

カップラーメンのお湯の温度は「70℃が限界」

何度までのお湯ならカップラーメンが作れるのか?

こう

みなさんも疑問に思いますよね。

とある実験では、おいしく食べようかと思えば「70℃」が限界だそうです。

70℃を下回ると、何分おいても麺がパリパリで食べるのがつらいと言います。

魔法瓶の保温効力は6時間70℃以上が目安

どんな魔法瓶でも「保温効果」が表示されています。(保温効果が表示されていない魔法瓶は保温効果がない偽物と思ってください)

魔法瓶の保温効果はJIS(日本工業規格)で基準が定められています。

まほうびんの保温効力の測定(JIS S2006:2016)

室温が 20±2  ℃で無風に近い状態の部屋に 2 時間以上開栓をして放置したガラス製又はステンレス鋼製まほうびんの中瓶又は容器に,栓を取り付けたときの栓の最下端部まで沸騰水を入れ,湯の温度が95±1  ℃になったときに栓又は蓋(上蓋)をする。ねじ締めによって固定する栓又は蓋(上蓋)は,100 N・cm で締め付ける。

通常使用する状態で,携帯用まほうびんは 6 時間,卓上用まほうびんは 10 時間放置した後,中瓶内又は内筒内の中央付近の内容湯の温度を測定する。

引用元:kikakurui.com

要は、95℃のお湯が6時間後に何度になっているかが保温効力。6時間後のお湯の温度が高ければ高いほど、保温力が優れていることになります。

たぶんですが、家を出発して6時間もあとにカップラーメンを食べる人は少ないでしょう。

なので、魔法瓶をこれから買おうかと考えている方は、6時間後の保温力が70℃ぐらいのものを目安にすればOKです。

袋ラーメンも作れる「カセットガスコンロ」

カセットガスコンロは料理器具だけあってカップラーメンだけににとどまらず、鍋焼きうどんや袋のラーメンの調理、レトルト食品の温めにも使えるメリットがあります。

こう

小さな鉄板と肉があれば焼肉もできる。

カセットガスコンロは魔法瓶に比べて荷物が増えます。

  • カセットガスコンロ+カセットガス
  • 鍋(やかん)
  • 好きなカップラーメン
  • 割りばし

ちょっと大荷物になりますが、いつでもアツアツに沸騰したお湯を沸かすこともできるので「一長一短」と言ったところ。

カセットガスコンロを使う場合には、つぎの4つの注意すべき点があります。

カセットガスコンロの注意するポイント4つ

  • 風に弱い
  • 気温が低いと火が点かない
  • 点火装置の調子が悪い時がある
  • 車内では相当な注意が必要

カセットコンロは風に弱い特徴があります。

火がかんたんに消えるわけではないですが、風があると炎が横に流されて鍋の底に当たらなくなり、湯沸かしの効率が悪くなります。

こう

海って風が強いですもんね。

釣り場で使うなら、一般家庭用ではなく、アウトドアで使えるカセットコンロを使いましょう。

あと気温。

気温が10℃を下回ると普通のガスは出が悪く、火力が弱い、もしくはまったく火が点きません。気温が10℃を下回るようなときに使うなら、低温対応のガスを用意するといいでしょう。

アウトドアで使うカセットコンロについては『アウトドア料理にもカセットコンロがおすすめ「庭キャンプが手軽になる」』で詳しく解説しています。

つまみを回しても火花が飛ばず困ることがあります。

そうそう壊れるものではないのですが、もしものために100円ライターは持っておくことをおすすめします。

最後に、車内での使用はガスが充満したり、燃えやすい物に引火したりと大変キケン。車内で使うことはおすすめしませんが、十分注意しましょう。

カセットガスコンロいろいろ

カセットガスコンロは大きく2つのタイプがあります。

  • カセットコンロ
  • シングルバーナー

自分のスタイルに合わせて選べばOK!

ひとつめは普通のカセットコンロです。

出典:IWATANI
こう

鍋ものでおなじみですね。

大きなサイズなので持ち運びには向きませんが、しっかりしていてふだん使いもできるので便利。

最近では、風に強い構造だったり、キャンプに持っていく時や保管に便利なケース付きのアウトドア用カセットコンロもあります。

ふたつめはシングルバーナーです。

出典:FORE WINDS

非常にコンパクトなので、登山やソロキャンプを楽しむ方に人気があります。

折りたためば「手のひらサイズ」になるものも多く、釣り場に持っていくには大変便利。

ただ、コンパクトがゆえに不安定なので、磯場などで使うときはちゃんと設置場所を確認してから使いましょう。

火を使わないから安心「電気ケトル」

車のシガー電源で使える電気ケトル(湯沸かし器)は、火を使わないので車内でも安心して使えます。

電気ケトルを使ってカップラーメンを食べるためのアイテムは下記のとおり。

  • 電気ケトル
  • 好きなカップラーメン
  • 割りばし
こう

車に電気ケトルを常備しておけば、仕事中やおでかけ先でカップラーメンやインスタントコーヒーが楽しめます。

ただ、お湯を沸かすのに30分前後もかかる

車用の電気ケトルの弱点は「お湯が沸くのに時間がかかる」こと。

どの商品を見ても早くても20分、1リットル前後の大容量だと40分ぐらいかかります。

食べようと思ってもすぐすぐには食べられないのです。

最近の車は100Vで1500Wの電源がとれるものがありますよね。もし、自分の車にコンセントが使える電源があるなら、ティファールなどの家庭用電気ケトルを使うのもひとつの方法です。

車用電気ケトルは、まだまだ品数が少ない

電気ケトルは、車で移動の最中にお湯が沸かせるので便利です。

ですが、品数が少なく、海外製が多いため、これと言っておすすめできる電気ケトルがないのが現状。

当面は魔法瓶かカセットコンロで対応した方が無難と言えるでしょう。

カップラーメンのお湯の量はどれくらい?

魔法瓶を買うにしろカセットコンロの鍋を買うにしろ、お湯がどれだけいるのかを把握しておくことが重要です。

カップラーメンの種類によって必要なお湯の量は変わりますし、1人分か2人分かによってもお湯の量は違ってきます。

代表的なカップラーメンの必要なお湯の量を表にしました。

カップラーメンの名前サイズお湯の量
カップヌードルレギュラー300~320ml
ビッグ390~410ml
どん兵衛レギュラー370~420ml
ビッグ540ml
スーパーカップ1.5倍520ml
焼きそばUFOレギュラー460ml
ビッグ700ml
ペヤングノーマル480ml
超大盛820ml
ギガマックス1300ml
ペタマックス2200ml
袋ラーメン各種400~550ml
カップラーメンのお湯の量

魔法瓶も鍋も「1,000ml」がおすすめ

レギュラーサイズのカップラーメンやカップ焼きそばなら、1杯あたり「500ml」もあれば十分です。

もし、釣り仲間と2人で食べることを想定するなら、2倍の「1000ml」あれば大丈夫でしょう。

ひとりでも1,000mlのお湯があればペヤングのギガマックスやペタマックスは置いといても、ほとんどのカップラーメンは食べることができます。

こう

なので、「1,000ml」の魔法瓶か鍋がおすすめ。

ちなみに、500mlの小型の鍋だと、袋ラーメンは入らないので作れません。

水道水の保存期間は「3日」が目安

いつでもカップラーメンを食べられるようにと、水道水をペットボトルなどに入れて車内で保管するのは危険です。

水道水は塩素で殺菌しているとはいえ、時間がたつにつれて塩素の効果は弱まり雑菌が繁殖しやすくなります。

水道水の保存期間の目安
  • 常温で3日間
  • 冷蔵庫で10日間

引用元:警視庁

浄水器や沸騰させたお湯は塩素が飛ぶので、さらに保存期間は短くなります。

こう

水道水を持っていくなら、その都度ペットボトルなどに入れて持っていきましょう。

車内で水を保管する場合は、長期保存が可能な市販の天然水やミネラルウォーターを購入してください。

市販の水は賞味期限が定められていますが、キャップを開けない限り保存が可能です。

市販の水でも一度キャップを開けたら日持ちしません。なので、使いきれる500mlサイズのペットボトルがおすすめです。

【まとめ】カップラーメンはクセになる

つぎの釣行にはカップラーメンで決まりですね!

こう

今回の記事をかんたんにまとめると

おすすめのお湯の調達方法はつぎの2つ。

  • いちばん手軽な「魔法瓶」
  • 袋ラーメンも作れる「カセットコンロ」

そして、魔法瓶やお湯を沸かす鍋の容量は「1,000ml」がおすすめです。

なぜなら、ほとんどのカップラーメン、カップ焼きそばは、レギュラーサイズで500ml以下、ビッグサイズで800mlぐらいだから。

1,000mlあればレギュラーサイズなら2杯分のカップラーメンが作れるので、釣り仲間と食べてもOK!でしたね。

はい!ということで、釣り場で食べるカップラーメンのお話をしてきました。

カップラーメンがひとつあるだけで、釣りの楽しみはもっともっと広がります。たぶん、そのうちカップラーメンなしの釣りは考えられなくなるでしょう。

こう

食べ過ぎに気を付けて!それではまた!

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