- 囲炉裏テーブルを買うか迷ってる
- かっこいいけどどうなんだろう?
- デメリットを知りたい
こんな悩みを解決する記事を書きました。
ぼくも囲炉裏テーブルを買うかどうか悩んでいたけど、結局買うのやめました。
キャンプやバーベキューをする人なら、一度は「囲炉裏テーブル」に憧れたことがありますよね?
バーベキューグリルや焚き火台を囲う囲炉裏スタイルは雰囲気いいですよね。ぼくも憧れました。
でも買うのやめました。
結論を先に言っちゃうと「不便」だから買うのやめた方がいいですよってお話です。
囲炉裏テーブルのメリットとデメリットを比較してみたんですけど、大してメリットが見つからないと言うかデメリットしかなかったんですよね。
この記事の前半では『誰も言わない囲炉裏テーブルのデメリット7つ』を解説して、後半ではデメリットを理解したうえで「それでも欲しい!」という方に向けて『後悔しない囲炉裏テーブルの選び方』を解説していきます。
買って後悔する前に、ぜひこの記事を読んでいただきたいと思います。
「買うのやーめた!」誰も言わない囲炉裏テーブルのデメリット7つ
雰囲気が良く、使い勝手が良さそうな囲炉裏テーブルですが、購入を検討している間にいくつものデメリットが見つかりました。
囲炉裏テーブルのデメリットは
- 飲み物、食材が温まる、食器に灰が入る
- バーベキューグリルがいちいち遠い
- 寒くても近づけない、熱くて離れたらテーブルが遠い
- グリルや焚き火台の周りがゴチャゴチャする
- テーブルが低いし狭い
- 大きい、重たい、荷物になる
- 木製やプラ製だと燃える、焦げる、溶ける
ざっと7つのデメリットが思い付きます。
ちなみにメリットは
- 雰囲気がかっこいい
- 火元から子どもを守るガード役
- グリルや焚き火台の周りに物が置ける
メリットとデメリットを比べてもらうとわかるように、メリットに対してデメリットが大きすぎると思いませんか?
たぶんほとんどの人は「かっこいいから」で安易に購入を決定しているのではないでしょうか。
購入してから「失敗したな・・・」と後悔しないように、ここから少しデメリットを深掘りして解説していきます。
「生ぬるいビールはおいしくない!」火の近くでおこること
バーベキューは比較的暖かい季節にすると思いますが、ビールがぬるくなったり食材が痛まないか心配ですよね。
囲炉裏テーブルに飲み物や食材を置いてしまうと、飲み物や食材が温めらる速度が増して生ぬるいビールを飲むはめになったり、食材が痛んでしまって翌日はもう使えない、なんてことに。
キャンプやバーベキューは冷蔵庫がない分、飲み物や食材の管理は大切です。食中毒にでもなったら大変ですからね。
それに火の近くにお皿などを置いておくと灰が入ったりします。
灰に害はないと思いますが、気にする人は気にします。
「体勢きつくない?」グリルや焚き火台まで遠い
最近のキャンプやバーベキューはロースタイルが主流ですよね。
アウトドアチェアが低いため、足を投げ出す格好やあぐらをかくイメージで座ると思います。
この時に囲炉裏テーブルが足や膝に当たって邪魔だったり、グリルにお肉をのせたりひっくり返したりするたびに「お尻を浮かせて前かがみ」になる必要があって大変です。
囲炉裏テーブルひとつあるだけで、バーベキューグリルや焚き火台は思っている以上に遠くなります。
ゆったりバーベキューを楽しむはずが、立ったり座ったりとせわしなくなります。
「寒くても熱くても我満」近づけないし離れられない
バーベキューでも焚き火でも「寒ければ近づく、熱ければ離れる」、その季節に合わせた距離感が大切です。
ですが囲炉裏テーブルがあると寒くてもそれ以上に近づくことができないし、熱くて離れたらテーブルが遠くなってしまうしで、距離感の調整が難しくなります。
真夏でも夜は冷え込むことがあります。こんな時、火の横に足を投げ出してまったりと温もりを感じる。
囲炉裏テーブルは一度置いてしまうと固定なので、気軽に移動することはできません。
アウトドアの醍醐味「火」を感じたいなら囲炉裏テーブルはちょっと邪魔になります。
「ビール倒しちゃった」グリル周りがゴチャゴチャになる
メインテーブルが囲炉裏テーブルだと必然的に食器や食材、飲み物で溢れかえります。
お肉を取ろうとしたとき、炭を追加するとき、どうしても邪魔になって挙句の果てにはつかえてお皿ひっくり返しちゃった!なんてことに。
とにかく自分とバーベキューグリルの間にテーブルがあると邪魔になります。
「前傾姿勢はツライ」囲炉裏テーブルは低くて狭い
ロースタイルのバーベキューやキャンプに最適なテーブルの高さは40cm前後です。
囲炉裏テーブルの標準的な高さは27cm~30cmと低く、アウトドアチェアに腰を掛けての食事には不向き。囲炉裏テーブルはお座敷スタイルと相性が良いと言えるでしょう。
真正面のテーブルなので常に股を広げての前傾姿勢となります。
奥行も20cm前後とテーブルとしては手狭ですよね。
「無用の長物、ウドの大木」役に立たないのにデカくて重たい
バーベキューグリルや焚き火台をぐるりと囲う囲炉裏テーブルは、それなりの大きさになりそれなりの重さになります。
今まで解説してきた通り、使い勝手がよくない囲炉裏テーブルなのに場所を占領し、準備も片付けも手間、車での移動も自宅での収納にも困ります。
「えっ!?囲炉裏テーブルなのに?」木やプラは燃える焦げる溶ける
ネットショップのレビューを見てたら
- 木が燃えた
- プラスチックの部品が溶けた
- 熱で変形した
「え!?火の周りで使うのに?」と思いませんか。
バーベキューコンロや焚き火はそれなりの熱を発生させるし、風向きで炎が当たれば「燃える焦げる溶ける」のは当然です。
確かにね木製の囲炉裏テーブルなんて、おしゃれでかっこいいですもんね。飛びついちゃう気持ちはよくわかります。
「それでも欲しい!」囲炉裏テーブルの後悔しない選び方3つ
ここまで囲炉裏テーブルの悪口をさんざん言ってきました。
でも中には「それでも囲炉裏テーブルが欲しい!」と思っている方もおられることでしょう。そんな方のために向けて、後悔しない囲炉裏テーブルの選び方のポイントを3つ解説していきます。
<選び方の3つのポイントとは>
- 鉄製かステンレス製を選ぶ
- 高さは40cm前後のものを選ぶ
- サイドテーブルやラックとして使えるものを選ぶ
それではひとつずつ深掘りして解説していきます。
「丈夫で熱に負けない」鉄製かステンレス製を選ぶ
木製やプラスチック製の囲炉裏テーブルは熱に弱いです。
火のそばで使うものですから、やはり熱に強い素材「鉄製」か「ステンレス製」を選びましょう。
鉄製やステンレス製は重たくて購入時のコストはかかりますが、火に負けることはなく丈夫で長持ちしますので、長期的に見ればコスパは優れています。
もうひとつ鉄製やステンレス製のメリットは「焚き火スタンド(五徳)」として使えること。
焚き火の上にセットすれば、ダッチオーブンやクッカーを載せて直火で料理が可能です。
「ロースタイルにピッタリ」高さは40cm前後のものを選ぶ
ロースタイルにピッタリ合うテーブルの高さはズバリ「40cm」です。
テーブルの高さ40cmなら快適に食事もできますし、ゆったりくつろぐ時も手を伸ばせば楽に届く高さです。
アウトドアメーカーは人間工学を駆使して、一番快適なイスとテーブルの高さを割り出していますので間違いありません。
ちなみにスタイル別イスとテーブルの高さの関係性は下の表のとおりです。
イスの高さ | テーブルの高さ | |
ハイスタイル | 40cm | 70cm |
ロースタイル | 30cm | 40cm |
超ロースタイル | 20cm | 30cm |
お座敷スタイル | 5cm(クッション) | 30cm以下 |
とは言っても市販されているほとんどの囲炉裏テーブルの高さは30cm以下です。(次の章で選び方のポイントを満足した囲炉裏テーブルをご紹介します)
「飽きても大丈夫!」サイドテーブルやラックとして使えるものを選ぶ
いちばん買ってはいけない囲炉裏テーブルは、囲炉裏テーブルの役割しか果たせないものです。
囲炉裏テーブルに特化して作られたものはテーブルの真ん中が空洞になっているので、普通のテーブルとしての役割がほとんど果たせません。場所を取るだけの置物になってしまいます。
なので囲炉裏テーブルは分割しても個別で機能するものを選びましょう。そうすればサイドテーブルとして使えたり、クーラーボックスなどのキャンプギアを置いたりできるラックになります。
選び方のポイントを押さえたDODの「テキーラテーブル」
組み合わせ自由自在!DODの『TEQUILA TABLE SERIES(テキーラテーブルシリーズ)』
アイアンレッグと天板を組み合わせることで、テーブルにもラックにもなる優れものです。
天板の代わりにホームセンターにある木材「1×4材」「1×6材」と組み合わせも可能で、自由にカスタマイズできるのが特徴です。(厚さ19mmならOK)
上の画像はテキーラレッグM(脚)×2、テキーラプレートM(天板)×3のテキーラテーブルセット。これにテキーラレッグMを2つとテキーラプレートMを1枚追加すれば、四角に囲える囲炉裏テーブルが出来上がります。
高さ41cmでロースタイルにちょうど良く、鉄製に耐熱塗装がしてあるので直火の焚き火スタンドとしても使えます。
DODのテキーラテーブルシリーズなら、もし囲炉裏テーブルに飽きたり「失敗したな」と思っても、組み換え自由だからサイドテーブルだったりキャンプギヤを載せるラックだったり、もちろん部屋の中の棚にもなるのでアイデア次第で可能性が広がります。
【まとめ】囲炉裏テーブルは雰囲気だけで買ってはいけない
今回ご紹介した雰囲気イケメンのデメリットをまとめると
- 飲み物、食材が温まる、食器に灰が入る
- バーベキューグリルがいちいち遠い
- 寒くても近づけない、熱くて離れたらテーブルが遠い
- グリルや焚き火台の周りがゴチャゴチャする
- テーブルが低いし狭い
- 大きい、重たい、荷物になる
- 木製やプラ製だと燃える、焦げる、溶ける
とにかくメリットよりデメリットが大きい囲炉裏テーブル。一見使い勝手が良さそうに見えるけど、実は不便だったというお話でしたね。
誰もデメリットを語ろうとしないところにネット社会の闇を感じますが、ぼくはハッキリ言います。
「囲炉裏テーブルは不要です!」
でも一度は使ってみたいと思う方は、ぜひ選び方の3つのポイントを参考にしてくださいね。
<選び方の3つのポイントとは>
- 鉄製かステンレス製を選ぶ
- 高さは40cm前後のものを選ぶ
- サイドテーブルやラックとして使えるものを選ぶ
ロースタイルにぴったりなローテーブルの選び方は下の記事からどうぞ。