そこそこオシャレなログラック「簡単に早く安くがバランスの薪棚」図面あり

薪ストーブユーザーが最後に行きつく先が「ログラック(薪棚)」ではないでしょうか。

しかし、ログラックのDIYは簡単そうに見えて手間がかかるもの。DIYに慣れている方なら「チョチョイのチョイ!」かもしれませんが、素人さんは「どんな材料から揃えていいのかわからない」「なにをどうしたらわからない」と思っていることでしょう。

私は、DIYの心得が少しありますが、めんどくさがり。

でも、ログラックは欲しいし、でも、市販のログラックはイマイチだし、でも、1から図面を描いて材料を拾い出してってのもめんどくさい(笑)

そこで、市販品+DIYで簡単に早く安く「そこそこオシャレな」ログラックを作りました。

今回この記事では、私の「そこそこオシャレなログラック」に必要な材料とおおよその金額、作り方をお話していきます。めんどくさいですが、組立図も載せておきますね。

みなさんの「薪ライフ」のご参考になれば幸いです。

目次

そこそこオシャレなログラックの材料と金額

私がDIYしたログラックは、薪の長さ40cm用で幅が約3メートル、屋根も作ってます。

今回の市販品「ファイヤーサイド 2×4ログラック 40cm薪用スライド」なら、材木の2×4材の長さを変えれば、好きな幅に設定できます。

高さも約1.2m~1.7mまで調整できるので、好きな高さに設定できます。

<使った材料の一覧表>

買った材料の一覧表

基礎のスライドブロック、本体の2×4ログラック以外はホームセンターで揃います。

それでは、使った材料を「基礎」「本体」「屋根」に分けて説明します。

基礎は一番手っ取り早い「エアコン室外機用スライドブロック」

スライドブロック高さ9cm、長さ50cm

エアコン室外機の土台に使われるスライドブロック

一番の悩みどころが基礎ではないでしょうか。

色々ネットで調べてみても、基礎には「束石」やブロック塀に使われる「空洞ブロック」を使っている方が多く、ただブロックの上にログラックを乗せただけの印象です。

基礎とログラックをちゃんと固定していないと、台風の強風で倒れてしまう心配もあります。

「なんとか、基礎とログラックをボルト固定したい!」

そして、見つけたのがエアコンの室外機用などの基礎に使われる「スライドブロック」というもの。

長細いコンクリートブロックにはレールが埋め込まれていて、好きな位置にボルトを通せるではありませんか。

「これなら、特別な細工もいらずに基礎とログラックを固定できる」と確信した私は、3つのホームセンターをくまなく探し周りましたが結局見つからず、ネットで注文しました。

スライドブロックには色々な大きさがあります。

ログラック本体の足にあるボルト穴の間隔は40cm薪用で391mmなので、余裕を見て長さ50cmのスライドブロックを選択。また、大きさは高さ90mmのものを選択しました。

失敗した点。転倒防止として考えるなら、一番大きな「高さ150mm」を選ぶべきでした。同じ長さ50cmでも重さが2倍違います。その代わり、値段も2,000円ほど高くなりますが。

高さ90mmは軽くて(9.4kg)取り扱いやすいですが、別途、転倒防止を考える必要がありますね。

ログラックフレーム仮組み

<スライドブロック90H-長さ500mm>

ボルトナット

M12ボルトナット(長さ40mm)

先ほど紹介したスライドブロックにM10のボルト・ナットが付属していますが、ログラック本体の足に開いている穴はM12対応なのでM12を選択。

でも、M10でも使えます。

長さは、35mm~40mmがちょうどいい感じです。

M12ボルトがピッタリ

本体はカッコいい「ファイヤーサイドの2×4ログラック」

2×4材は別売りです

2×4ログラック40cm薪用スライドタイプ

ファイヤーサイド 2×4ログラック40cm薪用(スライドタイプ)

鉄と木の組み合わせがカッコいい2×4材を使用するログラック。

2×4材の長さを変えれば、設置したい位置に合わせて幅を変えることが可能です。

組み立てもビスを打ち込むだけなので簡単ですね。それに、屋根の材木を固定できる金具も付属していますので、屋根の設置も簡単ですね。

ファイヤーサイドの2×4ログラックには、30cm薪用もあります。

私が40cm薪用を選んだ理由は、奥行きがあるほうが転倒に強いと思ったからです。まっ使用している薪ストーブのサイズに合わせて選んだらOKですかね。どのみち、ログラック本体と基礎は固定したほうが無難ですから。

あと、スライドして高さが変えられるタイプ(約1.2m~1.7m)と高さ固定タイプ(1.2m)の2タイプがあります。

私がスライドタイプを選んだのは、庭キャンプ場計画に合わせてログラックを「目隠しフェンス」の代わりにしたいから

プライバシーが確保できれば、人の目線を気にせず心置きなく庭キャンプが楽しめます。

<ファイヤーサイド 2×4ログラック 40cm薪用(スライド)>

2×4材と塗料

2×4材の長さは、3フィート(910mm)から12フィート(3650mm)まであります。

  • 3フィート:910mm
  • 6フィート:1820mm
  • 8フィート:2438mm
  • 10フィート:3050mm
  • 12フィート:3650mm

幅3mのログラックを作るなら10フィート(3050mm)を買えばいいのに、なぜ、6フィート(1820mm)を買ったのか。

それは、車に乗らないから(笑)

ホームセンターから軽トラックを借りることもできたけど、ただ単純に返しに行くのが「めんどくさい」からです(笑)

どのみち、ログラックの幅が1.8mを超えた時点で中間支柱を入れないといけないなら、「真ん中でつなげばいいや」って感じです。

次に塗料。

2×4材は柔らかく、水を吸収しやすい。よって、水に弱い。

なので、いくら屋根を付けるからといっても、防虫防腐処理はしておきたいところ。

塗料もピンキリで、色もいろいろ。めっちゃ迷う。

判断の決め手は値段でした。

屋根は一番カンタンな「ポリカーボネート波板」

本当は「オンデュリンのクラシックシート」がオシャレでカッコいい。

出典:オンデュリン ジャパン

ですが、近所のホームセンターには売ってない。ネット注文も「店頭受取」ばかりでめんどくさい。

なので、どこにでもあるポリカーボネート波板を選択。

ポリカーボネート波板(ヒートカット エンボス加工)

黒っぽいポリカーボネート波板がオシャレかなって思って、裏面にエンボス加工(ザラザラした感じ)がしてあるブルー色を選択。

表面がエンボス加工ならいいのにね。

まあ、簡単に手に入るし、設置も簡単なのでしょうがない。いよいよ物足りない場合は、オンデュリンに張替えしようと思います。

屋根の長さは60cmに設定しているので、4尺(1210mm)を3枚買って半分にして使います。

なので、6枚分×働き幅575mmで、屋根の幅は3450mmにします。

2×4材と赤松KD材とビス

2×4材は長さ50cmに切断して、ログラック本体との接続用に使います。

赤松KD材(30mm×40mm)は、ポリカーボネート波板の骨組みに使います。2×2材(38mm×38mm)でも良かったのですが、赤松KD材のほうが安かったので赤松KD材を選択しました。

屋根の骨組みはポリカーボネート波板で見えなくなるから、強風、積雪に耐えられるものならなんでもいいです。

ビスは赤松KD材と2×4材を固定できればなんでもいいです。今回の場合、長さが51mmで12本あればOKです。

「市販品+DIY」ログラックの設計

置く場所を調査する

まずは、どこにどんな幅、高さのログラックを設置するか考えなくちゃいけません。

家の周りや庭を歩きながらイメージを膨らませましょう。

行き当たりばったりじゃ「もう少し大きいほうがよかった」とか「大きすぎて置けない」ってことになりかねませんからね。

広場から丸見えの庭キャンプ場

私はログラックを目隠しフェンスの代わりにしようかと考えました。なので、可能な限り幅広く、高さが欲しいところ。

だから、現地を測定して、幅を3m、高さを1.5mに決定しました。

ざっくりでも図面を書いてみる

現地調査のつぎは設計です。

私は建設現場の監督を25年もしていますので、頭の中でだいたいイメージして材料の拾い出しとか、寸法の計算とかできますが、DIY初心者の方には難しいと思います。

なので、ざっくりでもいいので、紙にイメージを書いてみることが大切です。

「材料が足りない」ってホームセンターに走ることもだいぶ減ります。

「図面なんて描き方わかんないし」

そんなあなたのために、めんどくさかったけど描きましたよ、図面。

ネットで製品の詳細図を探しても出てこないから、現物を計って描きました。自己採寸なので、ちょっと違うところもあろうかと思いますがご了承ください。

図面があれば寸法とかもわかりやすいし、完成形をイメージしやすいでしょ。

<ファイヤーサイド ログラック組立図>

この図面どおりに材料を買って組み立てれば、同じログラックが完成します。(あたり前ですが)

そこそこオシャレなログラックの作り方

では、材料もそろいましたので、ログラックを作っていきます。

材木の防虫・防腐処理

最初に2×4材、赤松KD材の防虫・防腐処理をします。

屋根をつけるからといっても、横風や地面の跳ね返りで雨は当たります。雨の降らない日にちゃちゃっと塗ってしまいましょう。

木用の塗料はいろいろな種類があるので、そこはお好みで。

私が選んだのは一番安かった「アサヒペンの水性ステインEX(パイン)」です。

私は安価な塗料を選択

塗装前と塗装後を比べてみましょう。

塗装前
塗装後

まあ、いい感じじゃないでしょうか。1回塗りじゃ薄い気がしたので2回塗りしています。

塗料の使用量は、2×4材6フィートを6本塗って、0.7リットル缶の半分ぐらい使いました。あと屋根材だけなので、十分足りますね。

ちなみに、材木の切断とかは後で現地に合わせて行います。

一番大切な基礎「水平、直角が基本」

基礎に取り掛かる前に、高さと通りの基準になる「丁張り」を設置します。

スライドブロックの位置よりも外側に杭を2本打ち、高さの基準となる板を釘で止めます。

板の高さは、スライドブロックよりも5cmぐらい高めにセットします。

向かい合う丁張りの高さは、水平に合わせます。

向かい合う丁張りは水平に合わせる

丁張りに高さと通りの基準となる水糸を張ります。

水糸はスライドブロックの長さ(今回は50cm)に合わせて2本張ります。

水糸で基礎の基準線を出す

スライドブロックの大きさ、高さに合わせて穴を掘ります。スライドブロックを設置するときに、モルタルや砂で高さを調整するので、2cm~3cmほど低めに掘っておきます。

穴掘り完了

水糸から基礎の頭まで5cm+スライドブロックが9cm+調整材3cm=合計17cmで掘りました。

水糸から17cmで穴を掘った

ここで用語の説明をします。

モルタルとは、セメントと砂を混ぜたものです。だいたいセメント1に対して砂3が一般的に使われる配合です。モルタルはホームセンターで購入できます。

ちなみにコンクリートは、モルタルに砂利と水を加えたものです。

ということで、掘った穴に少し高めにモルタルをぶち込んで基礎を設置します。

モルタルは少し高めに敷均し、その上にスライドブロックをポテッと置きます。最初にざっくりと位置、直角を合わせます。

水糸からの下がりを確認しながら、木づち等で叩きながら基礎を下げていきます。木づちが無い場合は、鉄のハンマーでもいいですが、スライドブロックの上に「当て木」を置いて叩きましょう。それと、いくら木づちでも無理やり叩くとスライドブロックが割れますので注意です。

高さを合わせつつ、直角も確認しつつ、位置も確認しつつ、水平も確認しつつスライドブロックを据え付けます。

差し金で直角を確認する
横方向の水平も忘れずに

基礎が傾いていたり、位置がずれていたりすると全て台無しになります。ちょっとした風でも倒れやすくなります。ここはめんどくさくても、確認に確認を重ね、しっかりとした基礎を作りましょう。

スライドブロック設置完了
位置の最終確認

今回使用した高さ90mmのスライドブロックは、軽いのでちょっとしたことで動きます。なので、周りを慎重に埋めていきます

土を入れるだけではなく、両側から均等に踏んずけて締め固めてやります。片側から締め固めると、スライドブロックが傾くので注意です。

埋めたらだいぶ安定しました。

埋め終わったらボルトをセットします。これで基礎は完了です。ここまでできれば半分終わったようなものですね。

ボルトをセット

本体の組み立ては「ちょーかんたん」

ログラックのフレームの組み立ては、ポンポンポンとかんたんにできます。

フレームを立て、位置を確認して、ナットを締める。これだけ。

ログフレームの仮固定

基礎で使用した丁張りと水糸はそのまま残しておいて、ログフレームの通りの確認に使用します。

水糸からの離れ(距離)を同じになるように調整します。

この調整ができるのも、スライドブロックの長所ですね。

水糸からの離れをすべて同じにする

調整が終わったら、あとはナットを締めるだけ。

私は「マキタのインパクトドライバー」を使用しています。今や、プロにもDIY愛好者にも必須のアイテムですね。

<こちらの記事で、プロが使う電動工具をご紹介しています>

インパクトドライバーなら一瞬で終わる

ログラックフレームがセットできたら、次は2×4材を合わせていきます。

私が寸法に合わせて最初に切断しなかったのは、多少の誤差がでたり、幅を広く取りたいと途中で気が変わる恐れがあったからです。

だから、2×4材はログラックフレームに合わせて切断するのが◎です。

2×4材の仮設置

真ん中のログラックフレームに合わせて2×4材を置き、両サイドに飛び出した部分に印をつけます。

ログラックフレームに合わせて印をつける

手ノコで材木を直角に切断するためには、3面に印をつける必要があります。

ホームセンターで見つけて即買いしたのは下の写真の2×4定規。2×4材に直角の印をつけたり、ビス止めの位置を書けるすぐれものです。

価格は600円ぐらいでした。

<シンワ 2×4定規>

3面に印をつけて切断

2×4材の切断面に防虫・防腐塗料を塗り、乾くまでしばし休憩時間です。天気が良ければあとで塗ってもOK!

2×4材をログラックフレームにセットして、バリバリっとビス止めします。ここでもインパクトドランバーが活躍しますね。

ビスの打ち込みはインパクトドライバーにかぎる
2×4材の組み立て完了

ログラックフレームのスライド部を差し込み、高さを合わせたら本体の組み立ては完了です。

スライド部は差し込んでネジを締めるだけ

屋根を付ければ世界は変わる「完成までもう一息」

完成までもう少しです。一気に作業を進めていきましょう。

2×4材を50cmの長さに切断して、固定金具で取り付けます。

屋根材の取り付け

下から見たらこんな感じ。

固定金具を下から見たところ

2×4材の上に、縦方向が40mmになるように赤松KD材(30×40)を乗せ、左右が均等になるように微調整を行いながらビス止めをします。

これで屋根の骨組みが完了

ポリカーボネート波板は、4尺(約1210mm)を半分にして、600mmで使用します。

切断は波板用のハサミでもできますが、ディスクグラインダーを使用したほうが3枚をいっぺんに切断できるので手っ取り早いです。

ディスクグラインダーでチャイーンっと切断

ポリカーボネート波板を骨組みの上に並べて、重ね幅や前後の飛び出しを確認しながら傘クギを打ち込んでいきます。

傘クギを打つ前に、ポリカーボネート波板に下穴を開けたほうがカンタンです。ここでもインパクトドライバーが役に立ちます。

傘クギを打つ前に下穴を開ける

傘クギを打った衝撃でスライド部が下がっている可能性があるので、屋根の取り付けが完了したら、もう一回高さを調整します。

屋根を付けても薪の量に合わせて、後で高さを変えられるのがうれしいところですね。

最後に高さ調整

はい!完了です。

屋根を付けたらより安定しました。

無事完了

まとめ

思ったよりもカンタンに組み立てることができました。

材木の色塗りを先にしておくのと、天候さえ良ければ、1日で完成できると思います。あっ!あと電動工具もお忘れなく。

次回は、薪がなくなっても目隠しになるように、フェンスみたいにしていきたいと思います。

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