あなたは「エギングが下手」と悩んでいませんか。
話は少し変わりますが、朝9時に娘を海の近くの体育館に送ったついでに、漁港の様子でも見ようと車を走らせていた。
「まあ、もう朝の9時だし誰もいないだろう」と。
ところが漁港には大量のエギンガーがいたのです。
初心者が釣れないと悩むのも無理はないと感じた瞬間であり、この記事を書くきっかけとなりました。
結論から言えば、タイトルにもあるようにエギングも他の釣りも「場所と時間」が一番大切です。
高価なタックルや高度なシャクリ技なんか必要ありません。
場所と時間、たったこの2つさえ攻略すればアオリイカは必ず釣れるのです。
そこで今回この記事では、「アオリイカが釣れないと悩むあなたのために」時間と場所の攻略法をご紹介します。
場所と時間さえ攻略すれば必ず釣れる
私としては「大潮で日中のベタ凪、ボトムをネチネチ攻めながら激しくシャクリ続けろ」と嘘を言いたい。
そうすることで釣れないエギンガーが挫折していき、エギング人口が減って快適にエギングができるからです。
しかし、私は類まれなる正直者。嘘はつけません。
「私はイケメン」
その場所にアオリイカが居るかどうか
いくらプロが高価なタックルでテクニックを駆使しても、アオリイカが居ない場所、居ない時間には釣れません。当たり前です。
逆に言うと、アオリイカが居れば、未経験の小学3年生の女の子でも釣れます。
ただそれだけのこと。
もうめんどくさくなってきたので、話を終わろうと思いましたが「ふざけるな!」と聞こえてきたので続けましょう。
場所はどこでもいい!ってわけじゃない
どこでもいいと書きかけたが、よく考えると良くありません。
秋のエギングシーズンについて話をします。
秋のシーズン初期は漁港の港内で釣れます。外にはまだ出ていませんから。もちろん外にもいますが。
しかし、アオリイカは驚くほど成長が早いってご存じですか?1、2週間もあれば見違えるほど大きくなります。
胴長10cmを超えるようになると、積極的にエサを追い求め港外に出ていきます。
なので、9月の中頃を過ぎると釣れる場所は港内から港外に移っていき、外海に面した港の外側や磯場で釣れるようになります。
もちろんシーズン初期でも外海に面した、テトラ際や磯のスリット、ワンドになったサーフでも釣れます。
要は墨跡が付いているからと言って、いつまでも足場の良い港内にキャストしていては釣れないのです。
<転ぶ前にエギングシューズで足元を固めましょう>
あえて人のいないポイントに行ってみる
私はエギングを始めたころ「自分だけの秘密のポイント」を見つけたくて色々歩きまわったものです。
だれもいない小さな漁港、人が寄り付かないゴツゴツゴロゴロした岩場やケモノ道をくぐり抜けて行くような磯などに行ってランガンを繰り返しました。
結果は・・・釣れるんです。
今はポイントを固定してエギングをしていますが、波が高くてエギングができない状況以外はボウズなしです。
人気のポイントは5m間隔で人が並び、真正面にしかキャストできませんが、だれもいないポイントは好きにキャストできます。歩きまわっても場所を取られる心配もなく、心置きなくランガンできます。
だから人の多い釣れないポイントに行くより、人のいない未知なるポイントに行ったほうが釣れる可能性は格段に上がります。
<いまの私のランガンスタイル>
その時間にアオリイカが居るかどうか
アオリイカは回遊する生き物です。
なので、エギングに行った時間にアオリイカが居なければ釣れません。また、居たとしてもエサをとる気分じゃなかったらエギに見向きもしません。
デイエギングは止めろ!真骨頂はナイトエギング
これまたYouTubeなどで「デイエギングでも釣れる」と広めるから、間に受けた初心者が可哀想に素振りの練習をすることになります。
YouTubeなどでプロやユーチューバーがバンバン釣るのは、九州や四国、和歌山などのエギングの聖地みたいな場所だからです。
ほかの地域でも日中に釣れなくもないですが、確率は相当低くなります。
エギングはもともと夜に行う釣りです。
マジで釣りたいのであれば、朝マズメ、夕マズメ、ナイトが勝負。
私は、夜の8時から朝の8時まで、12時間耐久エギングレースを1人で開催したことがあります。
夜はちょっと寒いぐらいで快適。
気をつけることと言えば、夜中に限って「怖い話を思い出す」こと。
後ろから話しかけられても振り向いてはいけないし、返事をしてはいけない。
怖い話は本当だが、ついでに海への落下や転倒などに注意しましょう。
あと朝マズメか夕マズメ、どちらが釣れるかなんて行ってみないとわかりません。
私も夕マズメでボウズを喰らって、翌日の朝マズメで『爆釣!』なんて経験はざらにあります。その逆もあります。
結局、アオリイカの在宅中にお邪魔するのが釣れる秘訣です。
1時間程度であきらめてはいけません
私の行くポイントは滅多に人いませんが、たま~にエギンガーが来ることがあります。
遠くからエギングをしながら見ていると、1時間も経たないうちに帰っちゃうんですよね。
(私、もう2時間もしているのですが・・・)
これから夕マズメのゴールデンタイムを迎えるというのに、帰っちゃうなんてもったいないです。
たぶんですが、エギングを始めて「釣れない」って嘆いている方はあきらめが早いんだと思います。
アオリイカがその場にいても、捕食スイッチが入らないとエサをとりません。
捕食スイッチが入るまで粘るのが釣れるコツでもあります。
エギング知識の情報過多「初心者ほど惑わされる」
ネット上にはエギングに関するノウハウが紹介されているコンテンツが山ほどあります。
どれを見ても「ボトムをとれ」「潮を読め」「デイでも釣れる」「シャクリのバリエーション」など当たり前のことが書かれていますよね。
これらを忠実に実践してしまうのが初心者です。
だから釣れないエギンガーは、同じところに集まり「ビュンビュン」とロッドを振り回し「釣れない」と嘆きます。
私から見れば釣れないのは当たり前です。
プロも釣れる場所に釣れる時間に行っているだけのこと
ネットに溢れている情報は、釣らせる情報ではなく買わせるための情報、すなわち広告の要素が強いです。
YouTubeを見ていても、エギングのプロと呼ばれる人をざっと5人は思いつきます。
どのプロも色々な解説を交えながら実釣していきますが、さすがプロ、あっさり良型のアオリイカを釣ってしまうでしょう。
これを見た初心者は真似をしたくなるのは当然ですよね。プロの持っているロッドやリール、エギが欲しくなるのは当然ですよね。
そう言うことです。
しかし、プロだから、高価なタックルだから釣れるわけではありません。
YouTubeやDVDの撮影は決まって、釣れる時間に釣れる場所に行っているだけのことです。
だからいくらプロでも、釣れない場所に行って釣れない時間にロッドを振っても、ボウズは免れないでしょう。
シャクリはどうでもいい、潮は読めない、ボトムは攻めるな
まずは、釣るためによく言われるメソッド3つ。
- シャクリのバリエーション
- 潮を読む
- ボトムを攻めろ
結論から言うと、すべてどうでもいいです。
あなたのシャクリやすいシャクリで十分
YouTubeを見ていると、イカの活性が高いときはこのシャクリ、低いときはこのシャクリ、このシャクリとこのシャクリを織り交ぜて誘うと効果的。
な~んてあると思いますが「覚えられるか!」そんなもんって感じです。
要は好きなようにシャクればいいし、シャクらなくてもいい。
私も潮は読めません
「潮を読め!」
ちょっとまて、ベテラン漁師ですか?
趣味でエギングする人間がそう簡単に潮を読めるはずはありません。
キャストしてみてエギがどちらに流されるか、この程度でOKです。
実際に私も「なんかエギが流されるな~」って思うぐらいです。
ボトムを攻めちゃあかん
ボトムを攻めると「根がかり」が連発します。ゆえに大量にエギをロストします。さらに時間ばかりが過ぎていきます。
エギを買わせるための戦略ですか?
エギはボトムまで落とさず、中層を泳がせばいいのです。
時間と場所が合えば、小学3年生の娘でも釣れる
7年ぐらい前の話です。
小学3年生の娘にせがまれてエギングに連れて行ったことがあります。
正直「めんどくさい」と思った。しかし、せっかく行くのだから釣るところを見せてやりたいと思うのが親心です。
場所はいつも行く所、時間は混雑を避けて夜9時頃にエギングを開始したのですが、他のエギンガーは一人もいない。
見とくだけの約束がすぐに「私もやりたい!」に変わった。
キャストは私がやり、娘に「10秒数えたらちょんちょんってして糸を巻く」と教えた。
3投目あたりで「釣れないわな、やっぱ」と思った矢先「なんか引っかかった」と娘。
なんと釣れてしまったのです。
これが失敗でした。
それから帰るまで6杯ほど釣ったのですが、私はキャストするだけで釣らせてもらえなかったのです。
話が長くなりましたが、場所と時間さえ合えば小学3年生の女の子でも釣れるのです。しかも釣り未経験で。
まとめ
エギングには高価なタックルや高度なシャクリ技なんか必要ありません。
場所と時間、このたった2つさえ攻略すればアオリイカは必ず釣れます。
どんなプロでも、アオリイカがお留守だと釣れません。
アオリイカが居る場所に、居る時間にお邪魔することが釣れる秘訣ですね。
ネットの情報で「ハイエンドモデルのタックルが釣れる」「このエギなら釣れる」なんて鵜呑みにしないほうがいいですよ。
釣られるのはあなたのほうですから。
どうせ購入するなら私の使っているタックルを参考にするといいと思います。
安くてもかっこよく、性能のいいものです。
私は類まれなる正直者。嘘はつけません。
「私はイケメンである」