現場監督は業務の半分がデスクワーク。
どうせ仕事をするなら自分好みのレイアウトで効率よく仕事をこなしたいと思いませんか。
- 最近、肩や首が痛い
- 目が疲れる
- 猫背やストレートネックが気になる
なんてこともあるかと思います。
そこで今回この記事では、現場監督がデスクワークを行うにあたってのレイアウトについてお話していきます。
自分にあったレイアウトを見つけて、快適にデスクワークを行っていきましょう。
自分に合ったレイアウトにしたほうがいい理由
ノートパソコンは低すぎる&画面が小さい
現場監督はノートパソコンを使うことがほとんどだと思います。
ちょっとした作業であればノートパソコンは便利なのですが、現場監督の仕事では図面を描いたり、書類を作ったり、写真を整理したりと「がっつり長時間」の作業になります。
ノートパソコンは画面の位置が低く画面が小さいので、CADの細かい図やエクセルの小さな文字が見にくいために、自然と画面に顔を寄せる前傾姿勢になり姿勢が悪くなります。
姿勢が悪い状態を長時間続けると、猫背やストレートネックになり肩や首の痛みや腰痛の原因になります。
私も約20年のデスクワークで完全なストレートネックになりました。
大画面のPCモニターが当たり前になったが
ノートパソコンにPCモニターを繋ぐ「デュアルモニター」が当たり前になってきました。
ですがノートパソコンを目の前に置いて、PCモニターを左右のどちらかに置いて使っていると思います。
もちろん大画面のPCモニターの方が見やすいので、作業をするときはPCモニターのほうにデータを映し出して使うのですが、体は正面を向いているのに、頭は斜め横に向ける状態となり、骨盤から背骨、首がよじれる格好になり、体の歪みの原因になります。
姿勢が悪いと体の機能が低下する
姿勢が悪いとどうなるのか?
姿勢が悪い、つまり体に歪みが発生します。
体が歪んでくると、内蔵に負担がかかったり、筋力の衰えに繋がり、様々な病気を引き起こす原因になります。
また、精神疾患の代表でもある「うつ病」にもなりやすくなると言われています。
なので姿勢が悪くならないように注意する必要があるのです。
自分に合ったレイアウトで作業効率がアップする
ここまで姿勢の悪さが体の不調に繋がるという話をしてきました。
姿勢の悪さも慣れてしまえば何も感じなくなります。これと同じで作業のやりにくさにも慣れてしまいがちです。
ですが「姿勢の悪さ=作業のやりにくさ」ですので、作業効率は低下していると言えるでしょう。
なので自分の体形に合ったレイアウトにすることで、姿勢を正すと同時に作業効率のアップが図れるのです。
姿勢が正しくなる、作業が捗るレイアウトのヒント
パソコンでの作業を正しい姿勢で行う、デスクの上をスッキリさせる。
これだけで快適さも効率も格段にアップします。
ここでは私が取り入れたレイアウトを参考にお話していきます。
これからはウルトラワイドモニターが主流になる
現在はワイドモニターが主流ですが、これからは横幅が縦幅の2倍以上になっている「ウルトラワイドモニター」が主流になってきます。
ワイドモニターとウルトラワイドモニターの横縦の比率は
- ワイドモニター 16:9 または 16:10
- ウルトラワイドモニター 21:9
ウルトラワイドモニターなら1台でより広いワークスペースを確保でき、ファイルを2つ3つ開くことも可能で、ノートパソコンのモニターと併せると作業効率が飛躍的にアップします。
現場監督が仕事で使うPCモニターは、そこまで高性能でなくても大丈夫です。
選び方のポイントは
- ウルトラワイドモニターなら29インチか34インチが使いやすい
- どの角度からでも見やすいIPSパネル
- 目の疲れを低減するフリッカーセーブ
- 入力端子はディスプレイポートとHDMI
これから使うのであれば、これくらいの性能・機能で十分です。
しかもウルトラワイドモニターを使っている現場監督は少ないので、注目度は相当高いです。
ただ古いパソコンだと、接続端子がディスプレイポートやHDMIに対応していない場合がありますので、手持ちのパソコンをご確認ください。
それではこの性能・機能にマッチしたウルトラワイドモニターを2つご紹介します。
LGの29インチ ウルトラワイドモニター
私が自宅用に購入した29インチのウルトラワイドモニターです。
- 型式:29WN600-W
- 画面サイズ:29インチ
- 有効表示領域(幅×高さ):673mm×284mm
- 表面処理:ノングレア(非光沢)
- 解像度:2560×1080
- 重量:スタンドあり4.7kg/スタンドなし4.2kg
現在、販売されているウルトラワイドモニターは種類が少ないですが、その中でも安価で普通の27インチワイドモニターとさほど変わらない価格で購入できます。
このLG 29WN600-Wは、これから主流となるディスプレイポートと現在の主流であるHDMIの両方の端子を搭載しています。
ただし、古いパソコンにはディスプレイポートもHDMIもない場合がありますのでご注意ください。
29WN600-W 参考価格:37,500円(税込)
LGの34インチ ウルトラワイドモニター
29インチのウルトラワイドモニターより一回り大きい、34インチのウルトラワイドモニターです。
基本性能は29インチと変わらず、画面サイズが34インチ、有効表示領域が799mm×335mmとなります。
27インチのワイドモニターと同程度の高さ領域を確保したい方は、こちらのウルトラワイドモニターがおすすめです。
- 型式:34WN650-W
- 画面サイズ:34インチ
- 有効表示領域(幅×高さ):799mm×335mm
- 表面処理:ノングレア(非光沢)
- 解像度:2560×1080
- 重量:スタンドあり7.7kg/スタンドなし6.0kg
34WN650-W 参考価格:42,955円(税込)
LGウルトラワイドモニターならケーブルも一緒に購入しましょう
ウルトラワイドモニターと一緒にHDMIケーブルも同梱されていますが、このケーブルではウルトラワイドモニターの性能を十分に発揮することができないので、別のHDMIケーブルかディスプレイポートケーブルの購入をおすすめします。
お持ちのパソコンがディスプレイポートやHDMIに対応していなくても、変換ケーブルも発売されているので良く確認してから購入してください。
ケーブルはなるべく規格が高いもの「HDMIケーブルならプレミアム(Ver2.0a)」「ディスプレイポートケーブルならバージョン1.4」を選ぶようにしましょう。
パソコンやモニターが高性能でも、それらを繋ぐケーブルの規格が低ければ十分な性能を発揮しません。
<エレコム プレミアムHDMIケーブル 4K/ウルトラHD対応 参考価格:1,255円(税込)>
<エレコム ディスプレイポートケーブル Ver1.4対応 参考価格:4,273円(税込)>
PCモニターを宙に浮かせてメインディスプレイにする
ノートパソコンをメイン、PCモニターをサブで使っている現場監督は多いはず。
先程もお話したとおり、PCモニターを横に置いて使用すると体が歪む原因になるので、ぜひPCモニターを真正面に置いてメインディスプレイとして使用しましょう。
ただし、PCモニターをメインとして使用するときは、別でキーボードを用意する必要があります。
しかし結構邪魔になるのがPCモニターのスタンドです。
そこで便利なのが、PCモニターを宙に浮かせられ高さや角度も自由自在に調整できるモニターアームです。
モニターアームがあれば、自分の体型に合わせて好きな高さやモニターまでの距離を調整できるので、正しい姿勢がとれ快適に作業を行うことができます。
またPCモニターを宙に浮かせることで、デスクの上がスッキリとして掃除がしやすくなりますし、ケーブルもモニターアームに這わせることでごちゃごちゃせず空間の有効活用ができます。
手書きの書類に記入するときやお弁当を食べるときなどは、キーボードをPCモニターの下にサッと移動するだけで空間が確保できるので便利です。
できる現場監督はデスクの上もシンプル&スマートですね!
モニターアームを選ぶポイントは、耐荷重のみです。
モニターの重量に合わせて選びましょう。
<LGの29インチ、ウルトラワイドモニターならこれ>
ノートパソコンも載せられるPCトレイ付き 参考価格:9,350円(税込)
私のもこのモニターアームです。耐荷重4kgですが、29インチウルトラワイドモニター4.2kgでも大丈夫です。
<LGの34インチ、ウルトラワイドモニターならこれ>
34インチ、耐荷重10kgまで対応、参考価格:7,980円(税込)
<ノートパソコンを個別に浮かせるならこれ>
モニターの高さを揃えるならノートパソコンも宙に浮かせよう、参考価格:7,273円(税込)
キーボードもマウスも無線式で快適
一昔前までは「反応が鈍い」「思った通りに動かない」など性能がイマイチだった無線式のキーボードやマウスですが、最近では性能が飛躍的にアップして、違和感なくスムーズに反応してくれます。
とは言っても、キーボードやマウスは「性能=価格」なので、ここはケチらず信頼の高いメーカーのものを購入するようにしましょう。
無線式はケーブルが無いので、見た目もスッキリしてシンプル&スマートですね。
<ロジクール ワイヤレスキーボードとマウスのコンボ 参考価格:3,473円(税込)>
オシャレで機能を追求したロジクールの無線式キーボードとマウスのセットです。
耐水性、耐久性はもちろん、長時間の電池寿命で長く快適に使用できます。
まとめ
現場監督のデスクワークは思った以上にハードです。
最近、首や肩がこる、腰が痛いと感じているなら、デスクワークの姿勢を見直すことをおすすめします。
自分に合ったレイアウトにすることで、体も健康に、作業の効率もアップ、そしてやる気も出てきます。
今回ご紹介した「ワルトラワイドモニター」や「モニターアーム」を使っている現場監督は少ないので、先輩や後輩から一目置かれること間違いなしですよ。
<現場でもサングラスをかけて目を守りませんか?>