こんにちは!
防災士の「こう」です!
皆さん、防災訓練って
- 「なんか面倒くさい」
- 「具体的になにをしたいいの?」
って思いますよね。
話は変わりますが、皆さん「アウトドア」って好きですか?
今、アウトドアが注目されていて、ニュースや雑誌でも「キャンプ」や「BBQ」などの特集も組まれるほどブームになっていますよね。
実はこれって全部「防災訓練」になるんですよ!
やり方は簡単、キャンプやバーベキューに「ちょっと防災を意識する」だけ!それだけで楽しく防災訓練ができちゃいます。
子どもも大喜び!テキパキと動くお父さんの姿を見て、子供たちも奥さんも尊敬しちゃいます。
新型コロ助で気軽に外出できない今だからこそ、お庭やベランダで手軽に「お庭キャンプ」を楽しみながら「防災訓練」をやってみましょう!
- 手軽に始める「お庭キャンプ」で防災訓練
- 「お庭キャンプ」でやること【食べる・寝る】
- アウトドア料理で防災を意識するコツ
- 外で寝ることでわかることがある
この4つについてお話します。
手軽に始める「お庭キャンプ」で防災訓練
キャンプって言ったら「本格的なキャンプ道具を揃えないといけないの?」とか「なんか大掛かりな準備とかで大変そう」とか思われる人も多いのではないでしょうか。
初めは自宅をうまく利用して気軽に始めましょう。
いきなりすべてを外で行う必要はありません。道具も家にある物を利用すればすぐにお庭キャンプが始められます。
お庭キャンプでやること【食べる・寝る】
避難生活で大切なのは、【食べること】と【寝ること】です。
実際に避難するような事態が起こったとしても、家族全員が【食べること】と【寝ること】ができれば、あとはなんとかなります。
しかし実際の避難生活で食べること寝ることは意外と難しく、避難生活が長くなればなるほど体力がなくなっていき、精神的にも衰弱していきます。
ですから「お庭キャンプ」を通じて「避難生活」を体験しておけば、いざというときに、必要最低限の【食べること】【寝ること】が楽にできるようになります。
アウトドアに不慣れな方は、「食べること」か「寝ること」のどちらかを、外で体験してみると良いでしょう。
「外で料理をして食べる⇒家の中で寝る」「家の中で料理をして食べて⇒外で寝る」みたいな感じで、自宅をうまく利用して、徐々に慣れていくのも1つの方法です。
お庭でのアウトドアは子どもたちも大喜びです。
なかなか出かけられないこの時期に「お庭キャンプ」でリフレッシュしましょう!
アウトドア料理で防災を意識するコツ
キャンプと言えば「BBQ(バーベキュー)」を一番に連想しますよね!
確かにBBQはアウトドア料理の基本ですが、ここに少し「防災」を意識してみましょう。
<やってみること>
- 火おこしを頑張ってみる
- ご飯を炊いてみる
- 防災食を食べてみる
火おこしを頑張ってみる
- 拾ってきた石でカマドを作る
- 新聞紙とマッチだけで炭に火をつける
- 落ちている枝木で火をおこす
アウトドア未経験の方は、もちろん専用の道具なんて持っていませんよね。
そうしたとき、外でどうやって料理を作るかと言えば、拾ってきた石でカマドを作り、手元にある物やその辺りで拾ってこれるもので対応しなくてはなりません。
これって「難易度MAX」ですよね。
アウトドア未経験の方は火をおこして料理を作るなんてまず無理です。
残念ですが「お湯すら沸かせません!」
経験がないなら「経験すればいい」ただそれだけのこと。
実際に1から自分たちの手で火をおこし、お湯を沸かすことができれば後はなんとかなります。
1回の経験があるかないかで、大きく状況は変わります。
ご飯を炊いてみる
ぜひお庭キャンプで実際にして欲しい料理は、「ご飯を炊く」です。
現代では炊飯器がご飯を炊いてくれますが、災害時の避難生活では電気は使えませんし、そもそも炊飯器がありません。
さっきお話した周りにある物で火をおこし、手元にある鍋で「ご飯を炊く」ことができれば、温かいご飯を食べることができ、お湯を沸かすことができればインスタントのお味噌汁が作れます。
避難生活で温かい物が食べられる、それだけで十分です。
自分たちの手で炊いたご飯は、めっちゃくちゃ美味しいです。
子どもたちにぜひその美味しいご飯の味を感じさせてあげてください。
きっといい経験になります。
<飯ごうで簡単にご飯を炊く方法>
先ほど避難生活では電気が使えないとお話しましたが、ポータブル電源があればそれなりの家電製品が使えます。
避難生活は決して快適ではないですが、ポータブル電源があれば避難生活が改善されます。
<ポータブル電源の詳しい記事はこちら>
防災食を食べてみる
今では色々な防災食が販売されていて、昔に比べたら格段に美味しくなっています。
色んな防災食を集めて「家族みんなで食べ比べ」するのも楽しいですよ!それで気に入ったものを自宅の備蓄品にしておけば、避難生活でも安心して食べることができます。
災害が起きてから3日間は、外部からの支援は来ないものと考えたほうがよく、最初の3日間は自分たちで食いしのいでいくしかありません。
ですから自宅の備蓄品はとても重要になってきます。
※南海トラフ巨大地震の場合には7日間程度の備蓄が望ましいとされています。
<白米だけじゃない!おいしさ色々アルファー米のレトルトご飯>
外で寝ることでわかることがある
外で寝る方法は
- テントで寝る
- 車の中で寝る
- 本当に外で寝る
この3つが思い浮かびますよね。
テントで寝る
テントってワクワクしますよね!とくに子どもたちなんて大はしゃぎです!
「お庭にテントを張ってキャンプした」なんて最高の思い出です!
<テント泊のメリット>
- 足を伸ばして寝れる
- 家族の人数に合わせたテントが選べる
- プライバシーが確保できる
<テント泊のデメリット>
- 冷暖房設備がない
- 下が固く寝心地が悪い
テントで寝たことありますか?正直言って寝心地が悪いですよね。
一泊ならともかく、避難生活となると何日間はテントで寝ることになります。
家族の人数が横になれるだけの大きさのテントがあれば寝ることは十分に可能ですが、やはり寝心地は大切です。
一回体験してみて「下にマットを敷いたほうがいいのかな」とか考えてみてください。
「実際に災害がおきて避難するなら体育館とかでしょ?」って思われたそこのあなた!避難所の共同生活を思い浮かべてみてください。
- すぐ隣には赤の他人
- 夜中でも人の気配が気になって眠れない
- 避難所の床だって固いし、冷たい
- もちろんプライベートなんてない
- 他人に気を使う
どうですか。今ざっくり考えただけでも、これだけのマイナス面があります。
これでも「避難所で他人と共同生活」したいですか?私ならハッキリ言って嫌です。
そもそも私「イビキがうるさい」ので、他人と一緒の空間では気を使ってしまって眠れません。
そう考えたらやっぱりテントがいいのです。
避難所で寝るにしても、床に直接では体が痛く冷たくて寝ることは困難です。
どっちにしても、マットなどの対策は必要になります。
テントは地面に引っ付いていて、地べたの感触が直接伝わってきます。
夏でも地べたの冷たさで寒く感じるほど。
毛布や敷布団を持ち運べるならそれでもいいですが、実際の避難生活ではそうもいきません。
現在は、小さく収納できるエアーマットが販売されていますのでうまく活用しましょう。
YAHOO!ショッピング 2,200円(税込)
車の中で寝る
<車中泊のメリット>
- エアコンがある
- シートが比較的柔らかい
- プライバシーが確保できる
<車中泊のデメリット>
- 狭くてシートが凸凹で寝にくい
- 横になれる人数に限りがある
- 誰かが車で出かける時は待つ場所がない
車中泊などで慣れている方なら大丈夫ですが、車って以外に窮屈で寝にくいです。
車のシートは凸凹していますし、幅も狭いので寝返りも難しいです。
さらに大きなミニバンなら4人でも十分にスペースが確保できるかと思いますが、コンパクトカーやセダンタイプでは2人が限界です。
しかも車での寝泊りは「エコノミークラス症候群」になる可能性があります。
予防のためには適度な運動、ストレッチ、水分補給が必要になってきます。
しかし避難生活ではトイレになかなか行けない、行きづらいと言った理由で、水分の摂取を控える方がいます。
大変危険です。
本当に外で寝る
暖かい時期なら「外で寝る」選択肢もありでしょう。
ですが蚊などの害虫対策が必要ですし、夏場でも寒くて眠れないこともあります。
避難生活で「外で寝る」は現実的ではないでしょう。
私の考える避難生活の寝る場所の順位は
- テント泊
- 車中泊
- 避難所
テント泊や車中泊は、プライバシーが守りやすいのが最大のメリットです。
3番目の避難所での生活はできる限りしたくないのが本音です。
まとめ
楽しみながら「防災訓練」ができる「お庭キャンプ」ぜひ始めてみませんか。
季節にごとで「お庭キャンプ」の防災訓練をしてみるのも楽しいですね。
それぞれの季節で、どんなものが必要かもわかってきますし、賞味期限間近の防災食を食べて、新しい防災食を備蓄するきっかけにもなります。
<種類が豊富、しかも美味しい。長期保存が可能なアルファー食品のレトルトご飯>