エギングには欠かせないPEライン。
PEラインのタイプ・性能によって飛距離や操作性が変わったり、毛羽立ちやほつれ、ライントラブルなどの強度や耐久性に違いが出てきます。
なかなか注目を浴びることはありませんが、ロッドやリールなんかよりも釣果に直接的な影響を与えるのがPEラインなのです。
ただ、PEラインは種類豊富なので「どれを選んでいいかわかんない!」ってなりますよね。
そこで今回この記事では、『エギング用PEラインの選び方』を簡単に解説して、『とりあえずこれを買っておけば間違いない張りのあるPEライン』を厳選して7つご紹介します。
号数?編み数?比重?長さ?「結局どれがいいの?」
ここでは簡単にPEラインの選び方について解説します。
最初にまとめると
- 初心者でも0.6号でOK!
- 4本編みでも8本編み、どっちでもいい
- 高比重がおすすめ
- リールに合わせた糸巻き量
- 張りのあるPEラインを選べ!
それではちょっと深掘りして解説します。
初心者でも0.6号でOK!
エギング用PEラインは0.6号~0.8号が一般的。
「初心者には0.8号がおすすめ」とよく言われています。
が、しかし、0.6号で大丈夫!
ラインが細ければ飛距離・感度・水切れがよく、風の影響を受けにくいなどのメリットがあります。
強度の面から見れば、確かに0.8号のほうが強いです。ですが、0.6号でもPEは強靭。思いっきり手で引っ張っても切れることはなく、春のデカアオリでも余裕でやり取りができます。
編み数は4本編みでも8本編みでもどっちでもいい
PEラインは基本、4本または8本の原糸を編み込んで作られています(最近では12本編みも登場)
性能の違いを下の表にまとめました。
性 能 | 4本編み | 8本編み |
---|---|---|
原糸の太さ | 太い | 細い |
コスト(価格) | 低い | 高い |
耐久性 | 高い | 低い |
強 度 | 低い | 高い |
飛距離 | 低い | 高い |
上の対比表はあくまで一般的な違い。実際の違いはわずかですし、商品の素材や編み方、コーティングによって性能は変わってきます。
4本編みと8本編みの特性は一長一短で、どちらが優れているというわけではありません。
風に強い高比重がおすすめ
PEラインには比重の違いがあります。
一般的なPEラインの比重は0.97前後なので、海水の比重約1.025よりも軽いため海面に浮きます。そのため、風の影響を受けやすい。
高比重のPEラインは1.0以上。
海水との馴染みがよく風の影響を受けにくい。また、エギとロッドを真っすぐに結ぶことができるため、エギの操作性が向上します。
リールに合わせた長さをチョイス
糸巻き量はリールのスプールや取扱説明書に記載されています。
一般的なエギング用リールの場合、0.6号で200m、0.8号で150mと言ったところ。PEラインの長さはだいたい150m。
0.6号で200m巻けるからといって200mきっちり巻く必要はありません。また、ラインを巻き過ぎると「バッククラッシュ」の原因になるので、糸巻き量は少なめがいいと思います。
なので、0.6号の150mでOKです。
張りのあるPEラインを選べ!
ぼくが張りのあるPEラインをおすすめする理由は2つ。
- リーダーの結束がしやすい
- ライントラブルを軽減できる
『張り』があるPEラインを選べばとても扱いやすく、ライントラブルも抑えることができます。
ぼくが重視するのは『張り』
たとえば根掛かりをしてリーダーを結束し直すことになった場合、外だと風があるかもしれません。夜の暗いときかもしれません。どちらにしてもPEラインに張りがあったほうがなにかとやりやすいです。
それに張りがあることで、ガイド絡みやラインの途中にできるコブなどのライントラブルを軽減できるので、時合いを逃すなんてことがなくなります。
これを買っておけば間違いなし『張り』のあるPEライン7選
前章のPEラインの選び方をふまえ、ぼくが厳選したPEライン7選をご紹介します。
\おすすめPEライン7選比較表/
画 像 | 出典:Amazon | 出典:Amazon | 出典:Amazon | 出典:Amazon | 出典:Amazon | 出典:Amazon | 出典:Amazon |
メーカー/商品名 | ダイワ エメラルダスセンサーSSⅢ+Si | シマノ セフィア8+ | デュエル アーマードF+プロエギング | デュエル アーマードFエギング | サンライン ソルティメイトPE江木スタ4 | メジャークラフト 弾丸 BRAID X | バリバス アバニ エギング マックスパワーPE X8 |
特 徴 | PE4本とポリエステル4本のハイブリッド8本編みライン。1.1の高比重とポリエステルが生み出す張りで操作性、潮馴染みがバツグン。 | 特殊シリコン樹脂でコーティングされた8本編みのPEライン。耐熱性を持たせることで安定した強度を確保。 | 一般的な編み込みのPEラインとは違い、PE原糸を特殊ポリエチレン樹脂の中に綴じ込め、さらにフロロ粒子でコーティング。適度な張りコシでライントラブルレス。 | F+Proより張りコシが強い印象。最初はリールの巻きクセがつくが、馴染んでくれば気にならない。フロロラインのような感覚で扱えるので初心者におすすめ。 | 適度な張りで初心者から中級者まで扱いやすいスタンダードモデル。強度と耐久性のバランスがちょうどいい。 | 張りとしなやかさを両立させたメジャークラフトのハイエンドモデル。特殊コーティングにより耐久性が飛躍的に向上。 | たぶん日本でいちばん売れているエギング用PEライン。性能も価格もバランスが取れている。 |
編み数 | 8本 | 8本 | ー | ー | 4本 | 8本 | 8本 |
比 重 | 1.1 | ー | 1.0 | 1.0 | 0.97 | ー | ー |
強 度 | 4.2kg | 6.7kg | 5.5kg | 5.0kg | 4.5kg | 5.4kg | 6.6kg |
参考価格(税込) (Amazon調べ) | ¥3,226 | ¥2,574 | ¥1,482 | ¥1,543 | ¥1,345 | ¥3,190 | ¥2,724 |
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ダイワ エメラルダスセンサーSSIII+Si
ダイワ エメラルダスセンサーSSⅢ+Siは、現在、シリーズの上から2番目に位置する「そこそこハイスペック」なPEラインです。
ハイエンドモデルには12本編みの「12ブレイドEX+Si」がありますが、SSⅢ+Siで十分!
安いとは言えないけど、性能は申し分なく中級者以上の方におすすめです!
強度も十分。海藻にガッツリ根掛かって強引にやりとりしても切れたことはありません。もちろん高切れ等もないです。
Amazonより引用
シマノ セフィア8+
8本編みで2,000円台で買えるので、相当お得なPEラインです。
デカアオリとの熱いファイトにも負けないように、摩擦熱に対抗できるコーティングが施されています。
150m巻きと200m巻きがあるので、スプールにピッタリと巻きたい方におすすめ。
今までよつあ〇メインで数十社・数十種類のラインを使ってきましたが、初めて「このラインで充分いいや」って思えるPEラインに当たりました。
Amazonより引用
それがまさかのシマノ製だとは夢にも思わなかった!値段も安いし強度も抜群なので、今の所1択な感じです。
デュエル アーマード F+ プロ エギング
パタパタエギで有名なデュエル最高峰のエギング用PEライン。最高峰と言っても1,000円台で買えるので、大変リーズナブルです。
ほかのメーカーのPEラインとはまったく違う製法で作られているので、一度使ってみる価値はあると思います。
まず独特のしなやかさがあります。普通のPEにありがちな、すぐ毛羽立つ、スプレーしないと糸鳴きする、結束強度が弱い点は、すべてこのラインは上をいってる感じがします。
Amazonより引用
FGがまだまだ苦手だって思う方は、一度使ってみる価値があると思いますよ!
デュエル アーマード F エギング
張りが強すぎて巻きクセがつくと言う声があるほど、張りの強いPEラインです。
その代わり、ライントラブルが激減したと言う声も。ホワイトカラーは昼も夜も視認性がバツグンなので、まだエギングに慣れていない方におすすめのPEラインです。
実際に使ってみましたが、ライントラブルもなく、とても使いやすかったです。
Amazonより引用
これからも、色々使わせていただきます。
サンライン ソルティメイト PEエギスタ 4
すべてにおいてバランスの取れた4本編みのPEライン。
サンラインは釣り糸専門のメーカーなので、どれを選んでいいのかわからないって方でもPEエギスタを買っておけば間違いないでしょう!
飛距離は出るがガイドの当たり音と色落ちが激しい。
Amazonより引用
メジャークラフト 弾丸 BRAID X
マルチカラーの 弾丸BRAID X は、どんな魚種にも対応できるPEラインです。(エギング専用もあり)
8本編みで2,000円台で買えるのでリーズナブル。
安くて品質のいい8本編みなら、この弾丸BRAID X かシマノのセフィア8+がおすすめです。
かなり前に安物弾丸ブレイドを巻いてすぐ嫌になった記憶があるのでメジャクラは敬遠しとりましたが、これは別物。可もなく不可もないピットブル+より遥かに良し、ボーンラッシュほど細くないけど使用感はこちらの方が上かも。。
Amazonより引用
なめてましたメジャークラフトさん。これから使い続けますので、どうかエギング用の200mを発売して下さい。
バリバス アバニ エギング マックスパワーPE X8
日本でいちばん売れているエギング用PEライン。リピーターも多いと思います。
ぼくもこれを巻いています。
もう巻いてから3年ぐらい経ちますが、まだまだ活躍しそうです。
マックスパワーの名のとおり、強度は最高クラス!なのにリーズナブル!
いつもこの商品を買ってます。他社同等レベルのPEラインも使ってみましたが、強さとしなやかさを兼ね備えたこの商品が1番使いやすいです。
Amazonより引用
【まとめ】釣果に直接的な影響を与えるPEライン
PEラインの選び方をまとめると
- 初心者でも0.6号でOK!
- 4本編みでも8本編み、どっちでもいい
- 高比重がおすすめ
- リールに合わせた糸巻き量
- 張りのあるPEラインを選べ!
結局のところ使ってみないとわからない部分はありますが、今回ご紹介した7つは、張りもあってバランスのとれたPEラインです。
どれがいいのかわからない方は、この中から選んでもらえれば大丈夫でしょう。
また、「PEラインがよく切れるんだけど!」と思われる方は、釣行前に点検してみてください。海中に沈んでいる岩などで傷がついたりしていれば、いくら耐久性、強度の高いPEラインでも切れてしまいます。
PEラインは消耗品。
使っていくうちに、擦れたりして弱くなっていくのは当然。リーダーを繋ぎ直していけば短くなるのは当たり前。
PEラインをケチっていれば、エギをロストするし釣れるはずだったアオリイカも逃がしてしまうことになるでしょう!
ロッドやリールなんかよりも釣果に直接的な影響を与えるのがPEラインなのです。
\おすすめPEライン7選比較表/
画 像 | 出典:Amazon | 出典:Amazon | 出典:Amazon | 出典:Amazon | 出典:Amazon | 出典:Amazon | 出典:Amazon |
メーカー/商品名 | ダイワ エメラルダスセンサーSSⅢ+Si | シマノ セフィア8+ | デュエル アーマードF+プロエギング | デュエル アーマードFエギング | サンライン ソルティメイトPE江木スタ4 | メジャークラフト 弾丸 BRAID X | バリバス アバニ エギング マックスパワーPE X8 |
特 徴 | PE4本とポリエステル4本のハイブリッド8本編みライン。1.1の高比重とポリエステルが生み出す張りで操作性、潮馴染みがバツグン。 | 特殊シリコン樹脂でコーティングされた8本編みのPEライン。耐熱性を持たせることで安定した強度を確保。 | 一般的な編み込みのPEラインとは違い、PE原糸を特殊ポリエチレン樹脂の中に綴じ込め、さらにフロロ粒子でコーティング。適度な張りコシでライントラブルレス。 | F+Proより張りコシが強い印象。最初はリールの巻きクセがつくが、馴染んでくれば気にならない。フロロラインのような感覚で扱えるので初心者におすすめ。 | 適度な張りで初心者から中級者まで扱いやすいスタンダードモデル。強度と耐久性のバランスがちょうどいい。 | 張りとしなやかさを両立させたメジャークラフトのハイエンドモデル。特殊コーティングにより耐久性が飛躍的に向上。 | たぶん日本でいちばん売れているエギング用PEライン。性能も価格もバランスが取れている。 |
編み数 | 8本 | 8本 | ー | ー | 4本 | 8本 | 8本 |
比 重 | 1.1 | ー | 1.0 | 1.0 | 0.97 | ー | ー |
強 度 | 4.2kg | 6.7kg | 5.5kg | 5.0kg | 4.5kg | 5.4kg | 6.6kg |
参考価格(税込) (Amazon調べ) | ¥3,226 | ¥2,574 | ¥1,482 | ¥1,543 | ¥1,345 | ¥3,190 | ¥2,724 |
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