この記事を読んだあなたは、災害時に助かる可能性が飛躍的にアップします。
なぜなら大半の人は受け身であり情報弱者であるからです。
この情報を知ったあなたは、災害が起きそうな時、また災害が起こった時に、自分の手で情報を掴むことができるため、適切な判断ができることでしょう。
今回この記事では、災害が起きそうな時、災害が起こった時に、どのようにして情報収集をするかをお話します。
初期段階の情報収集が大切

災害情報弱者が生まれやすい背景
現在はインターネットが普及して、災害情報などが取りやすい一方で、自分で災害情報を取りにいく意識がないと情報が入らないという状況であり、災害情報弱者が生まれやすい。
昔なら誰もがドラマやバラエティーの間に流れるニュースや、速報で災害情報を知ることができました。
しかし昨今では、テレビ離れが進み、YouTubeなどのメディアであったり、オンデマンドの映画など、自分の欲しい情報だけを手に入れられるために、防災に無関心な人には大切な情報が行き届かないのです。
人は自分に関心のあることしか情報を入手しない
災害情報、防災情報に関心を持つことが大切
では災害情報、防災情報を手に入れるためにはどうしたらよいか。
簡単ですね。
日頃から災害情報、防災情報に「関心を持ち情報を取りにいく」これだけです。
- 台風が発生したけど私の地域に影響があるだろうか
- 小さい地震があったけど大丈夫だろうか
- 寒波がくる予報だけど、どのくらい雪が積もるだろうか
など初期段階で情報を集める癖がつけば「今後どうなるのか」の予測情報を適切に判断して、災害防止に繋げることができるようになります。
初期情報をどうやって手に入れるのか
「初期情報をどうやって手に入れるのか」と問われたときに、テレビ・ラジオと答えるのは不正解です。
テレビやラジオはリアルタイムであるが故に、見ている間に情報が流れてこなければ必要な情報を入手できません。
初期情報を入手する方法は、ずばりインターネットを活用することです。
台風を例に見てみましょう。
ニュースサイトのトピック一覧に目を通せば、台風の発生状況を知ることができます。
気象庁のホームページや、YAHOO!天気・災害アプリなどから、今後の台風予測進路がわかります。
あなたの住む地域に影響はあるのか、あるとすればいつ頃なのか、大まかな判断ができます。また近づくにつれ、予想の精度が上がってきます。
今回の台風は、どの程度の風の強さなのか、雨はどの程度降るのかを知ることができます。
風で飛ばされそうな物や、浸水への対策を事前に行うことができます。
気象庁のホームページや、天気アプリを見れば、どの程度の被害が予測されるか、特別警報や警報が発令されるのかを知ることができますし、各市町村のホームページや、地元のケーブルテレビなどで避難所開設などの情報がでます。自宅に居ても安全なのか、早めに避難した方がいいのかなどの判断をして準備します。
このようにニュースサイトや天気アプリなどから、初期情報を入手することができます。
初期情報を入手した後はさらに詳細な情報を取りに行き、対策や避難の判断をすることができるようになります。
それでは災害情報、防災情報をどのように手に入れられるのか、災害別の情報収集方法を見ていきましょう。
役に立つ災害・防災情報の収集方法

災害・防災情報の収集方法には、次のようなものがあります。
※今回はテレビ、ラジオは除きます。
- ニュースサイト
- 天気・防災アプリ
- 公的機関のホームページ
- SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)
この4つをご紹介します。
ニュースサイト

YAHOO!ニュースなどのニュースサイトは、日本国内の大まかな災害、防災情報を集めるのに適しています。
例えば「どこどこで台風が発生しました」とか「今季最大の寒気が日本列島に近づいてきます」などです。
この大まかな情報を基に自分の住む地域にどんな影響があるか、どんな災害が起こり得るのかを次でご紹介する天気・防災アプリ、公的機関のホームページなどで調べていきます。
天気・防災アプリ

天気・防災アプリには、次のようなものがあります。
- YAHOO!天気
- YAHOO!防災速報
- ウエザーニュース
- NHKニュース・防災
などです。
天気・防災アプリは、自分の住む地域又は自分のいる場所を設定でき、その地域、場所に合わせた天気、防災情報を素早く確認できます。
また警報や避難情報などの速報通知が届くので安心です。
天気アプリのおすすめはYAHOO!天気
私も使っているYAHOO!天気アプリです。
スマホのホーム画面に天気予報を表示できるウィジェット機能があり、一目で天気情報がわかります。
防災アプリのおすすめはYAHOO!防災速報
私も使っているYAHOO!防災速報アプリです。
このアプリを入れておけば、気象情報はもちろん気象警報、緊急地震速報、国民保護情報、自治体からの緊急情報など防災、災害に関する情報がプッシュ通知で届きます。
お仕事中や就寝中など、情報を取りに行けない時に情報が届くので、いざという時に役に立ちます。
またアプリ内に防災手帳機能があり、避難所の情報や各自治体のハザードマップへのリンク、災害時に役立つコンテンツなど、災害時に役に立つ情報が満載です。
公的機関のホームページ

公的機関のホームページには、次のようなものがあります。
内閣府(防災情報のページ)
内閣府の防災情報のページには、防災に関するあらゆる情報が載っています。
しかしリアルタイムの防災情報ではないので注意してください。
気象庁のホームページ
気象庁のホームページでは、天気予報、気象警報・注意報、防災情報、気象用語の説明などがわかります。
天気・防災アプリに比べればわかりにくいですが、リアルタイムの正確な情報ですので、天気・防災アプリと併せて情報の正確性、信憑性を確認できます。
日本道路交通情報センター
日本全国の、道路の通行止め情報、事故情報などを24時間確認できるホームページです。
川の防災情報(国土交通省)
国土交通省が管理する1級河川の水位、氾濫の危険度、河川流域の雨量などの確認ができます。
冬の道路情報(国土交通省)
各地域の道路の積雪情報など、雪みちの安全なドライブに役立つ、主な情報のリンク集です。
各市町村のホームページ
各市町村のホームページには、各地域の特性に合わせた防災情報や避難所情報などが載っています。
避難所の開設情報などは各市町村のホームページをご覧ください。
SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)

Twitterを始めとするSNSは、災害発生状況をリアルに感じ取れるツールとして役に立ちます。
公的機関がまだ掴めていない被害状況などを、実際に経験した被災者が発信するため、いち早く情報を収集できます。
しかし信頼性、信憑性に欠ける情報や、デマの場合もありますので、得た情報の裏を取るようにすることが大切です。
災害時の最終判断は全て自己責任

災害が起こりそうな時、起こった時、得た情報をどう判断して行動に移すかの最終判断は全て自己責任です。
自治体が発表する避難情報についても、避難するか避難しないかは個人の判断に委ねられます。
避難指示が出たとしても、避難することによって命を落とす場合もあるし、自宅に残っても命を落とす場合もある。
結局は日頃からどれだけ防災に目を向けられるか、どれだけ真剣に考えているかによって、結果は大きく変わることでしょう。
いくらあなたが「生き残りたい」「死にたくない」と思っていても、防災意識の低い情報弱者であれば、難しい面もあります。
あなたが生きるのも死ぬのも、全ては自己責任なのです。
<2021年5月20日から避難指示と避難勧告が一本化>
まとめ
情報収集の方法をまとめると
- 大まかな情報:ニュースサイト
- 詳細気情報:天気アプリ、公的機関のHP
- 警報、緊急情報:防災アプリ、公的機関のHP
- 災害発生後の情報:公的機関のHP、SNS
災害、防災情報は1つに絞らず、各段階で適切な情報収集方法を選択することが大切です。
災害が起こるときは一瞬です。ですがどんな災害にも必ず予測、予兆はあります。
事前に情報を入手できるかどうかが「残るか!逃げるか!」の判断基準の基となり、あなたや家族の生死の分かれ目になります。
「あなたは生き残りたいですか?」
それなら日頃から情報収集に努めましょう。
この情報を知ったあなたは災害が起きそうな時、また災害が起こった時に、自分の手で情報を掴むことができるため、適切な判断ができることでしょう。
<情報収集をしたら次は避難行動ですね>
