「なにを準備すればいいの?」非常時に必要な防災備蓄品まとめ

災害が発生したら必要になる、防災備蓄品。

各家庭で準備しようと思っても、「結局なにを準備すればいいのか分からない」と思う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、「なにを準備したらいいの?」とお困りの方に向けて、災害発生時に必要な防災備蓄品を、分かりやすくまとめました。

ぜひ、防災活動にお役立てください。

この記事の著者

2016年10月に発生した鳥取県中部地震を機に、防災士の資格を取得。現在、地元の自衛消防団の団長を務め、日頃から防災活動に力を入れている。

目次

災害時の備蓄品の考え方は大きく分けて2つ

災害時の備蓄品の考え方は、大きく分けて2つです。

  • 持ち出し用
  • 家庭用

です。

持ち出し用の非常時持ち出しバッグ

出典:http://www.kantei.go.jp/jp/headline/bousai/sonae.html

持ち出し用の備蓄品とは、「非常時持ち出しバッグ」のことです。

地震や台風などで災害が発生した時、発生しそうな時に、一時的に自宅以外の場所へ避難することを想定して準備するものです。

非常用持ち出しバッグは、家族全員が3日間ほど避難ができる食糧品や防災用品などをリュックサックに詰めて、すぐに持ち出せるようにしておきます。

家庭用の備蓄品

家庭用の備蓄品は、大地震などの大規模災害が発生した場合に、水道や電気などのライフラインが長期間使えないことや、食糧品が手に入らないことを想定して準備するものです。

自宅、避難所に関わらず、被災後に家族全員が1週間ほど生活ができる食糧品や防災用品などを自宅に備蓄します。

備蓄品は、3日間自宅以外へ避難するための「非常時持ち出しバッグ」と、1週間生活するための「家庭用備蓄品」

非常用持ち出しバッグ

バッグは必ずリュックサックにする

避難する際は、手を空けておくことが原則。

夜なら懐中電灯を持たないといけませんし、小さな子どもがいるなら手を繋がなくてはいけません。

なので、非常時持ち出しバッグは、必ず両手が自由に使えるリュックサックにしてください。

また、リュックサックは丈夫で、撥水加工などしてあるものが理想です。

1つのリュックサックに何人分もの量を詰め込むと、重たくなりすぎて避難の支障となる可能性があるので、1つのリュックには2人分までを原則とします。

例えば大人2人、子ども2人の家庭であれば、大人1人分+子ども1人分を1つのリュックに詰めたものを2つ用意します。

荷造りの工夫

飲料水などの重たい物は1つのリュックに詰めて力のあるお父さんが持つ、個人のメガネや衣類はそれぞれが持つという具合に工夫してもOKです。

リュックの中身は何を入れる?

気になる非常時持ち出しバッグの中身ですが、1人3日分を例にご紹介します。

食糧品

大人1人につき1日に必要な水の量は、3リットルと言われていますが、非常時持ち出しバッグには入りませんので、非常時持ち出しバッグには、3日間を生き抜くために最低限必要な飲料水を準備しましょう。

上の表では、500mlのペットボトルを、1人あたり1日3本として、3日分で計9本としています。

夏の汗をたくさんかく季節には、もう少し多くの飲料水が必要になるでしょう。

災害時の避難先には、調理器具はもちろん断水などで水が調達できないことがあります。食べ物は簡単に食べられるアルファ米やレトルト食品がベストです。

避難生活では、ストレスなどにより食事が食べられなくなる人もいます。そういった場合には、ちょっとした飴やチョコレートなどのお菓子もあると安心です。

食事をとるためには、割り箸やスプーン、紙皿なども必要になります。

それと、あると便利なのがラップです。

紙皿の上に敷けば、汚れずに再利用できますし、万が一ケガをした場合に、包帯替わりにもなります。

救急用品

救急用品については、バラバラで揃えるよりも、ホームセンターやドラッグストアでセットで売っているものが便利です。

上の表には書いていませんが、毛抜きやハサミなどもあれば役に立ちます。

救急用品は、1家族に1つあればOKです。

防災用具

避難行動が日中でも、夜には懐中電灯が必要になりますので、リュックの中には1人に1つ入れておきましょう。

災害時の明かりについては、下の記事で詳しく書いています。

スマホでも情報の取得はできますが、災害時には通信が繋がりにくい、または、繋がらないことがあります。

その点ラジオは、防災情報や緊急情報などを常に聞いておくことができますので、小型の携帯ラジオを1家族に1つ準備しておきましょう。

災害時にスマホの充電がなくなると、家族や親族との連絡が取れなくなりますので、モバイルバッテリーはあった方が良いですね。

予備の電池は、ラジオや懐中電灯などに合わせたものを1組は準備してください。

マスクはハンカチやタオルでも代用はできますが、感染症予防の観点から見れば、やはり使い捨てマスクがあった方が良いでしょう。

また手袋は、救助や瓦礫の片付けに必要になります。ケガをしないためにも必要です。

アルミブランケットやエアーマットは、冷たい地面や床の上で横になるためには必需品と言えます。防災用のコンパクトに収納できるものがありますので、家族分準備しておきましょう。

ブルーシートは、敷物にしたり雨よけにしたりと様々な用途で使えます。

衛生用品

タオルやハンカチは様々な用途で使えます、1人1枚ずつは準備しましょう。

避難所のトイレには、トイレットペーパーは無いものと考えたほうが良いです。

そもそもトイレ自体が使えない可能性が高いので、トイレットペーパーと簡易トイレはセットで準備しておきましょう。

災害時のトイレ事情については、下の記事に詳しく書いてあります。

災害時には、断水していて水が使えない可能性があります。

手を洗ったり、顔を洗ったりすることができないので、ウェットティッシュがあると便利です。

女性の生理用品は、災害時に手に入りにくい物の1つですので、必ず必要分はリュックの中に入れておきましょう。

避難生活でも歯磨きは大切です。歯ブラシを準備しましょう。

衣類

着替えは、下着から上着まで1セット分は準備するようにしてください。汚れているだけならいいですが、雨で濡れてしまうと風邪をひくなど、体調を崩してしまう恐れがあります。

防寒服は、冬はもちろん、春秋でも朝晩は冷え込むことがあります。1人1枚は準備しましょう。

避難する時や、避難先などで雨に濡れないためにも、レインコートやカッパなどの雨具を準備しましょう。傘は手を塞いでしまうし、台風時の避難では危険なのでおすすめしません。

その他

災害が発生すると、他の地域から窃盗団などの犯罪組織が被災地へ入ってきますので、自宅から避難する場合は、通帳、印鑑、健康保険証などの貴重品は必ず一緒に持って行くようにします。

あと、その他として、赤ちゃんがいる家庭では、赤ちゃんのミルクや哺乳瓶、オムツなどを準備する必要があります。

持病がある人は、処方薬、処方箋なども忘れないようにしてください。

非常時持ち出しバッグはどこに置く?

非常時持ち出しバッグは、いざという時にすぐに持って出ることを想定して、玄関付近に置いておくのがベストです。

せっかく用意したのに、クローゼットの奥や手の届かない高い場所などに置いていては意味がありません。

車のトランクルームに余裕がある場合は、トランクルームに入れておくのも1つの方法です。


非常持ち出しバッグを1から揃えるのは大変ですよね。

そういう時は、防災セットがおすすめです。

防災セットを購入して、自分たちの必要な物を追加する方法が簡単で確実ですね。

家庭用の備蓄品

家庭で備蓄する物

各家庭で備蓄する物は、自宅で生活をするか、避難所で生活するかで変わってきますが、大規模災害が発生して7日間は自力で生活ができるよう蓄えておく必要があります。

下の表は、家庭で備蓄する物の一例です。

食糧品

水は、飲料用と料理用を合わせて1人1日3リットルが目安です。

食料は、1日3食分とおやつなどの間食も備蓄しておきましょう。

保存のきくジャガイモや玉ねぎなどの野菜類、冷蔵庫などの食材なども合わせてストックすることが大切です。

調味料も普段から少し余分にストックしておくと助かりますね。

調理用具

調理用具は、備蓄用に揃える必要はなく、普段使っているもので十分です。

しかし、災害時には電気、ガスは使えなくなる恐れがありますので、カセットコンロとカセットガスは準備しておきましょう。

防災用品

家庭で備蓄する防災用品は、非常時持ち出しバックの中身とは違い、大きなものが増えます。

自宅での生活が困難な場合は、庭や公園などにテントを張って避難生活を送る場合も出てくるでしょう。

そうなった場合には、キャンプ道具が役に立ちます。

私は避難所での生活はおすすめしません。

少し防災用品にお金がかかるかもしれませんが、テントでの避難生活をおすすめします。

大規模災害時には、電気が使えないことを想定して、ポータブル電源を準備しておくことをおすすめします。

スマホの充電やちょっとした家電なら、ポータブル電源で使用が可能です。

冬の避難生活に備えて石油ストーブが1台あると助かります。

石油ストーブは、暖を取ることはもちろんのこと、料理もできますので大変便利です。

断水で水道が使えない場合は、給水車から水を貰うので水タンクが必要になります。

折りたたみができる水タンクもありますので、10リットル程度入るものを2つほど用意しておきましょう。

懐中電灯は、1人に1つはあった方が良いです。また料理や食事をする場合に備えて、ランタンも用意しましょう。

衛生用品

基本的には非常時持ち出しバッグと一緒ですが、トイレットペーパーは多めにストックしておく必要があります。

大規模災害が発生した場合には、お店も開いてなく購入できません。また物流もストップしてしまうので、手に入れることが困難になります。

トイレットペーパーだけは1カ月分ほどストックしておきましょう。

衣類

避難生活では、ジーンズなど丈夫で動きやすい服がいいですね。作業服が一着あれば重宝します。

災害時は、野外で活動することが多くなりますので、雨でも大丈夫な雨具、長靴を準備しましょう。

手袋は、軍手よりもゴム手袋や革手袋が丈夫でケガをしにくいです。

救急用品

救急用品は、非常時持ち出しバッグで用意したもので大丈夫ですが、別に救急箱があると安心です。

常備薬は入手困難になる可能性もあるので、1カ月分ほど準備しておきましょう。

その他

停電の際に、冷蔵庫の食品を一時的に保管するため、大きめのクーラーボックスがあると便利です。

ダンボールや新聞紙、ロープや紐もあれば役に立ちます。

備蓄品の保管場所は?

備蓄品は、普段からの管理が大切ですので、目の届く場所にまとめて保管するようにしましょう。

食糧品などは消費期限がありますので、チェックしながら消費期限の近いものは食べ、食べた分を買い足すといった、ローリングストック法を実践してください。

出典:http://www.kantei.go.jp/jp/headline/bousai/sonae.html

まとめ

災害時の備蓄品は

  • 持ち出し用
  • 家庭用

持ち出し用は3日分、家庭用は7日分の備蓄があればなんとか生活ができます。

家族構成、地域の災害特性などに合わせて備蓄を考えて下さい。

備蓄品は揃えて終わりではなく、実際に使ってみたり、点検したりすることが重要です。

年数がたてば必要なものも変わってきますし、季節によっても変わってきますので、季節ごとにチェックをしてくださいね。

災害に合わないことが1番ですが、なにせ災害大国日本です。

いつ災害が起こってもおかしくありません。他人事だと考えずに、日頃から備えをしておきましょう。

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