「災害大国日本」
いつ大規模災害が発生してあなたの生活に影響を及ぼすかわかりません。
もし自宅が被害に遭い避難生活を余儀なくされたら、あなたはどうしますか?
避難生活にはいくつかの方法があります。
- 体育館などの避難所生活
- テントでの避難生活
- 自動車での避難生活
今回はこの中でもっともストレスが少なく、プライベート空間が確保できる「テントでの避難生活」をご紹介します。
いざという時のために家庭で準備されるといいですよ。
避難生活で一番のストレスはプライバシーがないこと

避難所での生活はどんな感じ?
体育館や公民館での避難生活は屋根も壁もあるから、それなりの避難生活が送れると思う方も多いです。
しかし一番ストレスが多く、過酷なのはこの避難所での生活なんです。
ストレスの最大の理由は「プライバシーがないこと」
体育館などの避難所では仕切りがほとんどありません。しかも各家庭のスペースは必要最小限ですぐ隣には赤の他人が生活をしている状況です。
- 夜中の物音や、話し声が気になり眠れない
- 着替えるにも人の視線が気になる
- 人に気を使う
などプライバシーのない生活はストレスです。
友達や親戚の人たちと隣で寝るだけでも気を使うのに、赤の他人がすぐ隣にいるなんて想像しただけでストレスが溜まりますよね。
とくに女性は着替えや授乳など、人の目線が気になり辛い状況です。
女性には、かなり辛い状況。
あまり知られていませんが、避難生活では、覗きや盗撮などのほか、女性の性被害も多数発生しています。避難生活は非常事態かつ非日常です。想像もつかないことが頻繁に発生します。
自動車での生活はどんな感じ?
自動車での避難生活はプライバシーの確保はできますが、別の問題があります。
それは狭いこと。
例えば家族4人が自動車の中で横になろうと思うと、大きな1BOXタイプの車が必要です。
自動車のシートは完全なフラットにならないため寝返りがうてず、長時間同じ姿勢で過ごさなくてはなりません。
これは災害の二次被害とされる「エコノミー症候群」を引き起こす原因となり、最悪の場合、死にいたる恐れもあります。
また自動車を避難生活の拠点としている場合には、お父さんが仕事に出かける際などに、自動車が使えない状況になりますね。
エコノミー症候群のリスクが高い。
避難生活はテントがベスト
避難所や自動車の避難生活はどちらもデメリットが大きいことがお分かり頂けたと思います。
テントでの避難生活もとても便利とは言えませんが、他の避難生活に比べればプライバシー空間の確保、エコノミー症候群などのリスクを減らすことができるのでオススメです。
テントは完全にプライバシー空間なので、着替えや授乳など女性が困る問題を解決できて安心です。
また隣と離れているおり、ちょっとした声や物音は気にならなくなるので、ストレスを減らせますね。
テントの中の空間も避難所や自動車よりも広く使えますし、工夫しだいで快適に避難生活を送ることも可能です。
とにかく他人の目を気にしなくてもいいところが最大のメリットです。
テントはプライバシーが確保できる。
どんなテントを選べばいいの?

それでは実際に避難生活ではどんなテントを選べばいいのか、解説していきますね。
家族全員が横になれるプラス荷物が置ける広さ
家族全員が横になれる広さがあれば、テントの中で食事をとったり、子供が勉強したりするには十分な広さです。
しかし普通のキャンプとは違い、避難生活は長くなることも。
このような時には着替えなどの雨に濡れてはいけない荷物を置けるスペースを確保する必要があります。
自動車がある場合は荷物を自動車に入れておくことも可能ですが、できない場合にはテントの中にスペースが必要です。
ですので家族の人数より広めのテントのほうが便利です。
しかし市販されているテントは、定員が5人程度がほとんどですので、家族の人数が5人以上の場合は、テントを2つに分けるなどの工夫が必要です。
前室があるほうが便利

当たり前ですが避難生活には雨の日もあります。
履いている靴を外に置いていたら突然の雨や露で濡れてしまいますので、前室のある2ルームタイプがオススメ。
この2ルームタイプは開口部を閉じることができるので雨の吹き込む心配はありませし、子どもが遊んだり、食事の準備なども前室でできます。
避難生活におすすめテント
避難生活をするうえで欠かせない、おすすめテントをご紹介します。
アウトドア用品メーカー「コールマン」のワイドなリビングルームを備えた4、5人用の2ルームテントです。
寝室は大人が5人まで横になれるスペースがありますが、避難生活の荷物のことを考えると4人での使用が丁度いいと思います。
前室は料理や食事をしたり、子どもが自由に遊ぶことのできる十分な広さです。
私もこのテントを所有していますが、家族4人で生活できるほど広いスペースを確保できます。
作りもしっかりとしていて、雨風に強い構造です。
価格は、YAHOO!ショッピングで47,459円(税込)と、他のメーカーと比べ大変リーズナブルです。
ちなみに他のメーカーの同サイズのテントだと15万円以上します。
まとめ
避難所はプライバシーが確保できず、とくに女性には過酷な生活です。
テントがあれば、プライバシー空間が確保できますし、普段はキャンプも楽しめますよ。
日頃から避難生活を意識して、いざというときにつらい思いをしなくてもいいように準備をしときましょう。
<災害時は人を頼りにできない>
