私が経験した躁うつ病「本当の生き方を心が教えてくれた」

この記事にたどり着いたあなたは、少し歩みを止めて自分と向き合う時間が大切です。

過去の私のように、あなたの心は「乾いてひび割れている」のではないでしょうか。

「今までよく頑張ったね。急がなくていいよ、一緒にゆっくりしよう」

目次

本当の生き方を心が教えてくれた

私は、今まで自分の心と本気で向き合ったことがありませんでした。

躁うつ病を発症したとき、心と本気で向き合う時間をもつことができました。

いや、そのときは心しか近くにいなかったからと言えます。

毎日、時間だけがもの凄いスピードで過ぎていき、考えることをやめました。

そんなときふと「楽になった感じ」がしたのです。

「そうか、今までは考えすぎだったんだな」、本当の生き方がわかった瞬間でした。

『自分の心に寄り添う』

答えは簡単でした。

心は体のエネルギー。

自動車と同じで、ガソリンを気にせず走っていたら、いつかは止まってしまう。

心を無視して走り続けたら、エネルギーが切れて、体はただの物体となってしまうのです。

私は今、心に寄り添いながら普段の生活を送っています。

理不尽なことから始まった体の異変

仕事で「理不尽なこと」を経験した私に、次々と体の異変が起こり始めました。

最初は、寝つきがが悪くなり、夜中に何度も目がさめるようになりました。

食事も喉を通らなくなり、1週間で体重が5kgも落ちました。

次に吐き気や頭痛、首から背中の痛みがあらわれ、次第に体が重たくなり動かなくなりました。

集中力もまったくない状態で、自分でも車の運転が恐く感じるほどでした。

自分のことが情けなく、「消えてなくなりたい」気持ちでいっぱいになり、気づけば涙が止まらなくなる日が続きました。

2つの病院を受診、そして休職へ

症状があらわれ始めてから2週間がすぎたころ、とうとう一睡もできない状態にまでなり、病院を受診することにしました。

最初、地元で有名な精神科の病院に電話をしたのですが、新患は1ヶ月待ちということで、別の病院へ行きました。

先生に、これまでの症状や経緯を説明しましたが、先生からは「考えすぎだよ」「お酒の飲みすぎじゃないの」とか言われ「薬だしとくから一週間後にまた来て」と、その日の診察が終わりました。

とりあえず言われたとおり薬を飲んだのですが、一向に良くなる気配がありません。

もう一回受診したい際に、良くならないことを伝えても、また「お酒の飲みすぎでしょ」と言われるだけでした。

確かに毎日、缶ビールを1本飲んでいましたが、飲み過ぎと言われるほどではありません。

「もう病院をかえよう」そう思い、そのまま最初に電話をかけた病院へ直接行き、予約を取りました。

後日、受診したところ、先生の対応がまったく違っていました。

私の話を真剣に聞いてくれた先生は、「診断書を書くから、しばらく仕事を休んでください」と。

私の病名は「双極性障害Ⅱ型(躁うつ病)」でした。

「自分は病気だったのか」

なんだかほっとした気持ちになったことを今でも覚えています。

会社の上司に診断書をメールで送り、電話で2ヶ月間休職することを伝えました。

それから2週間ほど出勤をして、仕事の引継ぎを行い、自宅療養に入りました。

自宅療養をへて復職へ

自宅療養に入ったころには薬の効き目がでてきたのか、食欲は少しずつ戻ってきましたが、食事を口にするのは1日1回ほど、味はほとんど感じられない。

不眠の症状はひどいもので、まったく眠れない日が3日間つづき4日目にようやく2、3時間眠れるというサイクルを繰り返していました。

眠っていても、夢と現実の境目があいまいで、頭がおかしくなる感じがしました。

起きている間は、全てが「無」の状態で、時間だけが猛烈なスピードで過ぎていく。

朝「いってきます」と登校した娘が、次の瞬間に「ただいま」と帰ってくる。本当にこんな感じで毎日が過ぎていきました。

楽しいもつまらないも感じず、窓際に座ってただ生きているだけ。

1カ月が過ぎようとするころ、変化があらわれてきました。

「なにかしてみようかな」そう思えるようになったのです。

まずは家にあるもので、1日かけてゆっくりと夜ごはんを作り始めました。

そのうち買い物にも出られるようになり、1時間程度なら継続して活動できるようになりました。

食事の味もだんだん美味しく感じられるようになってきて、毎日少しずつ眠れるようになり、回復の兆しが見え始めてきたのです。

休職して2ヶ月がたとうとするころ、まだ完全ではありませんが体調はずいぶんと良くなり、病院の先生に相談して復帰することになりました。

復職から1年たった今

復職したときはデスクワーク中心で、同僚の仕事をサポートする感じでゆるく働かせてもらいました。

少し無理をすると体調が目に見えて悪くなり、自分で調整をしながら仕事をしていた感じです。

今はもとの責任のある立場に戻って業務をこなしていますが、1年たった今でもストレスを感じたり、薬を飲み忘れると症状がぶり返してきます。

定期的に病院にも通っています。

薬も病院通いもいつまでかわかりませんが、症状を悪化させないためにも続けていきます。

今、生きることが辛いあなたへ

最初にも書きましたが、あなたの心は「乾いてひび割れている」のです。

今は、立ち止まってゆっくりと休憩するときです。

いつかは雨が降りそそぎ、キレイな水が心にたまり、あなたの心をきっと潤してくれます。

そのときまでゆっくりとお休みください。

自分の心に寄り添えば、心はあなたの本当の生き方を教えてくれます。

「今までよく頑張ったね。急がなくていいよ、一緒にゆっくりしよう」

<自分軸で生きることの大切さ>

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